H27年の新年会が開催されました(結果報告)

 大久保直重顧問から戴いた、今年の干支「羊」の切り絵です。

エト羊・大久保切り絵

 

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恒例の栃木桜友会・新年会(平成27年)が去る1月24日(土)宇都宮市内の「ホテル丸治」で開催されました。

新年会には役員の方々をはじめ、電話連絡やホームページで開催を知った方など多くの方が参加されました。

会は佐山会長から本部での会議内容の報告に続き、初めて参加された方の紹介やカラオケ、ゲーム「あっち向いてホイ」などで全員が気持ちを一つにして、楽しい時間を過ごしました。

以下は集合写真(2葉)とスナップ写真の数々です。楽しい雰囲気を感じていただければ幸いです。

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              最後に院歌を斉唱して散会しました

光徳小屋だより・H26/04

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01男体山
02湯ノ湖
03国道
04斜面
05小道 (1)

雪の話題に盛り上がった?今シーズン。
奥日光にもやっと春がちょっぴりと顔をのぞかせてくれました。

厳冬の雪の中、シカたちはかなり生存危機の憂き目に会ったようで、
大雪の後、2度ほどシカの声が聞こえましたが、いまだ日光光徳小屋付近では姿を見かけません。
三ッ岳あたりでシカの角を7対もゲットした方がいるとか。何にするのでしょうか???
除去作戦で相当数の数が減ったとのお話しも。。。
かわいそうだなあと思う反面、ことごとく樹皮をはがされたウラジロモミの姿が痛ましく、
雪や台風、シカによって枯らされ、倒れ行く数十年の樹齢の木々を目にするのは悲しいです。

やっと春めいた日差しの中、待っていたようなミソサザイの美しい第一声でしたが、
鳴き続けられると騒がしく、朝の目覚めはも少し柔らかい声がいいなあ。。。
毎年の春告げ鳥のキセキレイも小屋の周りでピッ!ピッ!キチ!キチ!と。
今年はなんだかカケスの姿を多く見かける気がして。。。
そしてホオジロも敷地の中でエサ探し。。。小屋周りの小鳥たち。。。また、新しい春です。

もちろん。木々の芽を狙った猿軍団。高い木の枝に鈴なり状態です。

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斜面からの男体山もずいぶんと雪を消しました。

毎年、氷結した湯滝側の湯ノ湖では氷上の訓練が行われていますが、
その氷も解け始めてうっすらと青緑色を見せていました。

戦場ヶ原の国道も雪が融け道が広がった気がします。
雨に濡れた道路にもう冬の気配は残っていません。

斜面は、緑が徐々に徐々に広がり、今日は一面緑と化しています。

中旬、業者により除雪された小道ですが、幅が狭くも少し徒歩での出入りが続きます。
本当に大変な積雪量でした。。。

雪解けが始まった小道両脇のササはなんだか緑緑しています。
シカ君が食べなかったから???

29日の小田代原の風景。。。まだまだ春色にはほど遠く。
国道脇には雪が残ります。

ほんのちょっと春気分の奥日光でした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

06ササ

光徳小屋だより・H27(2015)/06

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01敷地内 (2)
朝から素晴らしい陽射し(29日)
03ハルニレ (2)
まだ、まばらな枝先の緑(ハルニレ)
02ヤマナメクジ (2)
触角をもつヤマナメクジ!!
04光徳街道 (2)
新緑のトンネル(光徳街道)
05レンゲツツジ (2)
戦場ヶ原はレンゲツツジに染まる
06コバノイチヤクソウ (2)
コバノイチヤクソウ(湯の湖畔)
07タニギキョウ (2)
小さく咲き誇るタニキキョウ
08きみはだあれ? (2)
虫君、君はだあれ?

北海道には梅雨が無いとの天気予報のアナウンス。
そういえば奥日光にも梅雨が無いと聞いたなあ。。。。。

けれど、ここ数年ぐずぐずした6月が続いています。
と、本日29日は珍しく朝から素晴らしい陽射し。どうか1日お天気が続きますように。。。

今年、見事に咲き始めたズミの花は、強風にあおられてまるで存在しなかったようにあっという間に姿を消して行きました。
そういえば昨年も豪雨と強風ではかなく散って行ったなあ。。。
小屋前の湿原のワタスゲは毎年数を増し、今年はすがすがしい風景を作りました。
10年前の小屋周りには無かった花、
ヤマハタザオ、オオヤマフスマ、イケマ、シロヨメナ・・・が姿を見せ、里からついて来た花々も増えて、10年間の自然の移ろいを感じます。

 

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6月始めやっと新緑に覆われた小屋周り。
それでもハルニレ君、まだまだまばらな枝先の緑です。

 

うわ~~!!気持ち悪い!!!と叫んでしまったあなた。。。ごめんなさい。
ヤマナメクジです。体長10㎝超。右の頭には触覚が出ています。
人生初めての出会いでした。  

 

 

数日で、あっという間に全身を新緑で包んだハルニレ君。
どっしりとした姿は、やっぱり日光光徳小屋のメインツリーです。

 

 

光徳街道も新緑のトンネル。
差し込む陽ざしがさらに涼やかな空間を作ります。

 

戦場ヶ原をレンゲツツジの幼木がオレンジ色に染めます。
2~3年前からこんな風景が見られるようになりました。

 

 

湯ノ湖周りには可愛い草花がそっと姿を現しては、瞬時に消えて行きます。
コバノイチヤクソウ。。。今にも花開く前のぷっくり膨らんだつぼみがかわいいです。♪

 

タニギキョウも「見つけてね!」と言っているのでしょうか、
小さく、小さく咲き誇っています。

 

「きみはだあれ?」葉っぱの上にでん!と構えた虫君。
ちょっとかわいいので写真ゲット。

 

気が付くと奥日光にはやたらと多いニシキウツギ。
白いつぼみの半数ほどが開花の時期に赤くなります。
疲れ切った光徳小屋のニシキウツギですが、今年は柔らかい赤を見せて美しいい彩り。

 

霧が走る男体山風景。様々な姿を見せてくれる自然。
そんな中で、たまらなく心満たされ、浄化していく自分を感じます。♪

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新緑は深緑に色を移し、森は重みを増して行きます。
たっぷりと自然に出会える日光光徳小屋にお出かけください。

09ニシキウツギ (2)
美しい彩のニシキウツギ
10男体山 (2)
霧が走る男体山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参考)
(光徳街道付近散策マップ)
http://tochigikanko.web.fc2.com/okunikko/kotoku.html

光徳小屋だより・H27(2015)/05

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01テン
テンの縄張り争い?
02カラマツ
カラマツの芽吹き
03キビタキ
キビタキ
04戦場ヶ原
戦場ヶ原
05ズミ
ズミの開花は早め
06エンレイソウ
笹藪に咲くシロバナエンレイソウ
07ヒメイチゲ
ヒメイチゲの花(実は金平糖)
08シロバナノヘビイチゴ
シロバラノヘビイチゴ(敷地内)

5月。奥日光の春は例年より1週間~10日早めに歩を進め始めました。

中禅寺湖付近、いつもはGW後のサクラはGW中に満開。

小さな小さな花たちが足元付近でおしゃべりを始め、新緑は足早に空色を狭くして行きます。

それにしてもなんと多くの新緑の色!カラーチャートの合間を抜けて緑の数を増やします。

やっとの春の日光光徳小屋。今朝の最低気温は10℃に届きませんでした。


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突然の悲鳴!騒がしい声が続きます。

本棟を巡り、管理棟を巡り、ハルニレの枝先にまで走ります。
「運動場じゃあないんです!!」と出て見ると、テンの縄張り争い?

 

まだ若い、ちょっと薄汚れたひとまわり小さいテンでした。頑張って生きてね♪


ニョキニョキときのこのようなカラマツの芽吹きです。

あっという間に緑に包まれるカラマツの緑はとても清々しいです。


赤沼から戦場ヶ原入口の水路付近はいつも何かの鳥がいてバードウォッチングポイントです。

黄色~オレンジの胸を「綺麗でしょ!」とばかりに見せながら美しい声で皆を誘うキビタキ。


戦場ヶ原もすでに春景色。写真ではちょっと見られませんが、薮の中には、早いワタスゲが実をつけて、クロミノウグイスカグラが黄色く転々としています。


やっぱり早いズミの花。赤いつぼみはピンクとなって、白い花が咲き始めています。

今年は、6月1週目の週末で満開となるでしょう。


さて、戦場ヶ原~小田代原付近。

足元の笹薮の中、美しいシロバナエンレイソウを見つけました。
小屋に来るまで全く知らなかった山野草。心にやさしく響きます。

 

真っ先に春を囁くヒメイチゲ。花もとってもかわいいのですが、すでに金平糖の実を付けました。
転々とある金平糖に心が和む一瞬、幸せ感に包まれて。。。


今年も日光光徳小屋敷地内は、シロバナノヘビイチゴの白い花が咲き誇っています。


斜面では、ミツバツチグリが黄色く一面を彩っています。


小鳥たちの声に包まれて、小枝から風に飛ばされる雨音を聞きながら、雨上がりの今朝の小屋はすっきりと、緑の額に収まりました。

それでも頑張るハルニレ君。新緑はまだ2分ほどの枝先です。


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春から季節はどんどんと移り替わります。

春も、夏も、秋も。。。皆様を素晴らしい自然が待っています。

(行間調整がうまくいきません。ご了承ください)

09ミツバツチグリ
斜面のミツバツチグリ
10今朝の小屋
雨上がりの小屋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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(ドローン余聞・・編集者)

世間を騒がせているドローンは空中撮影の手段として、数年前から広く使われています。

多くはカメラの撮影アングルを希望する位置・角度にするために使用されており、発想自体は純粋なものです。

すでにドローンで撮影された動画が投稿されているので、日光関係のものをいくつか紹介いたします。

ドローンの利用にあたって事故のないことを願っております。

(華厳の滝)
https://www.youtube.com/watch?v=e2vdkOD0i7Y
(中禅寺湖・菖蒲が浜)
https://www.youtube.com/watch?v=wziGBsIvHMA
(中禅寺湖・紅葉)
https://www.youtube.com/watch?v=bAR1BvAbngw
(西ノ湖・紅葉)
https://www.youtube.com/watch?v=48bDiy43-ow
(公式版・TBS文化遺産・東照宮・京都・奈良など)
https://www.youtube.com/watch?v=S-zNpYfoJGI

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光徳小屋だより・H27(2015)/04

★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01雪解け
雪解けは根本から徐々に
02小屋
霧のなかに立つハルニレ
03サクラ
サクラのつぼみ♪(いろは坂・21日)
04白根山
地肌を現す白根山
05ツグミ
ツグミは大勢でのお出かけ
06小田代原
青空と日差しが春を告げる(小田代原)
 07ツボスミレ
枯葉の中にツボスミレ(小田代原)
08だあれ?
 犯人はアカゲラ?コゲラ?

ちょっと遅れた4月のお便りです。

「春遠からじ」「春よ来い」などどつぶやきながら、ぐずついた窓の外を眺めた4月。
気温はそこそこ上り、その中を降る雨はどんどんと雪を融かしてくれました。  
4月ってこんなに雨が降ったかなあ。初めての量?
それでも合間に2日ほど雪が降り、「これが奥日光よね」とちょっと納得。

 

ところが下旬になると晴続き。。。

 

「いつもより暖かいね」「サクラの開花がはやいね」と地元の方々。。。

 

ハルニレ、ミズナラも早めに芽吹いてくれるのでしょうか?

新緑に包まれる日光光徳小屋が待ち遠しいです♪
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森の中の雪解けは、木々の足元から丸く融け、徐々に面積を広げます。
春を待ちながら、無くなる雪に心が残る一瞬です。

 

ぐずついた4月。残雪の残る斜面にはちらほら緑も姿を見せていますが、立ち込めた霧に何だかハルニレも体を硬くしているようです。

 

さて、21日、いろは坂の中ほどにサクラのつぼみを見つけました。
心和むかわいいピンクにうれしさが湧いてきます。

 

とうとう白根山も真っ白な衣を脱ぎ、まばらに地肌を現し始めました。
でもね、まだまだ登山は重装備でお願いしますね。
山頂では、突然に雪になったり、ヒョウが降ったりする季節です。

 

4月にはまずミソサザイの目覚ましに始まり、キセキレイが家の周りをキチキチと飛び回り、カケスはギャーギャーと騒いでいます。
たくさんの小鳥たちが声を競い合い始めました。今年のツグミはちょっと大勢でのお出かけです。

 

月末の小田代原の風景に色を添える花たちはまだでしたが、青空と日差しが春を告げていました。

と、足元の枯葉の中にツボスミレ。ヒメイチゲは歩道の脇に転々と。。。
「咲いてるよ!咲いてるよ!見て!見て!」と小さな声で囁き合い、可憐な姿を見せてくれました。

 

ある日、車止めにしていた丸太がこんな有様に。。。3~4本見事につつかれています。

犯人はアカゲラ?コゲラ?樹皮の下の虫をずいぶん食したようで。。。
食材の発見に満足顔に、嬉しそうなお食事風景が目に浮かびます♪

 

さて、男体山をバックのアカヤシオ。今、サクラとアカヤシオが満開です。
美しい春の色彩に包まれています。

 

華厳の滝も水が多く、取り巻く木々もちょっぴり新緑に。。。
段々に落ちる水が風に飛ばされ迫力がありました。
周りの岩から流れ落ちる小さな滝も何だかかわいい筋を見せて。。。
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小屋も雪囲いを取り、OPENしています。

09アカヤシオ
男体山をバックにアカヤシオ
10華厳の滝
華厳の滝は水量多く、迫力満点
IMG50k

故高松征雄氏(前栃木桜友会会長)の告別式がとり行われました

 

 

故高松氏遺影k

 

故高松征雄氏におかれましては、かねて病気療養を続けておられましたが、去る4月10日、薬石効なく鬼籍の人となられました。

氏は昭和38年に経済学部を卒業後、栃木県庁に入庁、以後各部門を歴任し、出納長を務められました。

 

県職員を退職後はエフエム栃木放送・社長や栃木県社会福祉協議会・会長などの要職を歴任され、県民生活にも大きく貢献されました。

 

これらの功績により、平成26年春には瑞宝小授賞を受章されたところです。

 

また、栃木桜友会では役員を歴任し、平成22年から平成25年度まで会長を務められ、同窓会の運営に寄与されました。

 

氏の葬儀は4月16日、宇都宮市内の斎場で執り行われ、栃木桜友会として霊前に生花を供え、佐山会長が弔辞を奉読いたしました。

 

なお、葬儀には知事 福田冨一氏、元知事 渡辺 文雄氏を始め各界を代表する方々が多数参列して氏の逝去を惜しみました。

 

(弔辞 原文は縦書き)

本日、髙松征雄様・学習院・栃木桜友会前会長の告別式にあたり、桜友会員を代表して、謹んでお別れの言葉を申し上げます。

大変動の時代と言われます。大学卒業生のOB・OG会も、社会貢献や、会の高齢化、若年世代の会合への参加など、変革を求められております。この時期に、髙松先輩のご経験と、広い見識にもとづいたアドバイスをうかがえないことは、本当に残念です。

 

先輩は、大学をご卒業後、栃木県庁にお勤めになり、出納長になられました。退職後は、栃木県社会福祉協議会会長、㈱エフエム栃木社長などを歴任なさいました。多くの方から、常に、調和のある、安定した事業を推進されたと、お聞きしました。

 

また、学習院・栃木桜友会の会長を平成二十二年から、二十五年まで、お忙しい中、お引き受けくださいました。

 

後輩の学習院・栃木桜友会の会員にとりましては、高松先輩は、尊敬と憧れの方でした。ある企画をご相談申し上げたとき、「それは、やめたほうが良いかもしれないな・・・」とおっしゃいました。洞察力に裏付けられたご判断に感謝したことがあります。これからも、ご指導を賜りたいと思っていましたが、このたびの急な訃報で、大きな支えと目標を失い、痛恨の極みです。

 

髙松先輩。四月十一日、土曜日に、全国支部長会議で東京に行きました。上野では、桜が散り始めていましたが、大学のグランドでは、学生たちが輝いていました。我々の青春の地、目白の桜は美しく咲いていたことをご報告申し上げます。

 

ここにご参会の皆様と、学習院・栃木桜友会は、仲よく、助け合うことをお約束させていただき、故髙松征雄先輩に、謹んで哀悼の意を捧げます。あわせて、ご生前の業績に心より敬意を表しまして、お別れの言葉とさせていただきます。

 

平成二十七年四月十六日

 

学習院・栃木桜友会会長 佐山正樹

 

 

 

 

 

光徳小屋だより・H27(2015)/03

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

 

 

01つっら
 今年のツララは可愛いツララ
02男体山
 晴れ渡った戦場ヶ原
03雪1
 雪の高さは屋根まで・・・
04雪2

 部屋からも外は見えず・・・

05ハルニレ
 レースのような小枝(ハルニレ)
06斜面奥
 青い空、白い雪、コントラスト。
07小屋
 3月10日の小屋は雪の中。
08しぶき氷1
 白い海月(クラゲ)が浮上?

3月も下旬。少しは春の兆しをお届けできるかな。と思っていたのですが、陽ざしと雪の嵩が落ちて行くくらいのもので、ほんのちょっぴり木々の枝先が紅く見えることくらいでしょうか。 

 
今シーズン、日光市内の雪はほとんどなく、いろは坂から中禅寺湖までは例年並みでした。

 
ところが、戦場ヶ原から湯元では、降雪量が多いのではなく、ほとんど気温が上がらないため雪が融けずどんどんとたまってしまいました。

 

 

快晴の日も少なくウィンタースポーツも人影が少なかったように感じました。
今日も、まだまだ雪に埋もれた日光光徳小屋です。

 

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寒さが続き屋根の雪は融けず、雪解け水が作る大きなつららは姿を見せませんでした。
ちょっとの晴れ間に「わ~~い。解けた♪融けた♪」と大騒ぎの小さなつらら群。
にぎやかなかわいいつららを作りました。

 

 

すっかり晴れ渡った戦場ヶ原。
白い雪が何時になくどっしりとした男体山の姿を作ります。

 

 

融けることができず、長い時間屋根に張り付いていた雪が落雪。
雪の高さは本棟の1階屋根まで届きました。

 

ほ~~ら。部屋からも外が見えません。

9回目の冬にして初めてのことです。

 

 

湿った春の雪は、しばし枝先に取りついて木々の衣になります。
青空バックのハルニレ君。美しいレースを集めたような小枝です。

 

 

 

斜面奥の山の白さは、2月よりもさらに美しく、白色のコントラストを高めます。

3月10日、小屋はまだまだ雪に埋もれ、白いズミの樹も寸足らずの姿です。

 

 

えっ!中禅寺湖から白いクラゲが飛び上がった?
いえいえ、湖から突き出た柱にまとわりついたしぶき氷。可愛いクラゲに見えました。

 

 

毎年、しぶき氷は湖に組まれた柱にスカートを穿かせます。

面白い形にカメラマンの撮影スポットとなっています。

 

もうすぐ沈む太陽を小さな厚い雲が隠し、それでも湖には光の帯が流れます。

中禅寺湖の美しい日没の瞬間です。

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気温は確実に暖かくなっています。もうすぐ緑に出合えることでしょう。

 

09しぶき氷2
白いスカートの桟橋
10中禅寺湖
日没の瞬間(中禅寺湖)

 

光徳小屋だより・H27(2015)/02

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01斜面
148cmの積雪!
02華厳の滝
冬景色の華厳滝
03華厳の滝
コバルト色の氷塊
04竜頭の滝
竜頭の滝からは「竜の声」が・・・
05湯滝
結構な迫力の湯滝
06中禅寺湖
穏やかな藍色の中禅寺湖
07太朗山
「ハートの薙ぎ」の太郎山
08国道
ホワイトアウト寸前の戦場ヶ原

「シカを見ないね。」「小屋近くでも足跡はさっぱりです。」

 
そして猟友会の方との会話はお天気にまでおよび、「とにかく日差しが少なく、毎日のように風だったね。4,5年前とは大違い。その昔の気候に戻っているみたいだ。。。」

 

 
そうなんです。本棟に積もった雪の一部はまだ一度も落雪していません。
かといって屋根との間の氷が厚くなるでもなく、つららさえ少ない今年は、暖かい日差しが本当に少ないのです。

 
キ~~~ンと寒い夜空に満天の星空を見る機会も激減です。

 

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2日間30㎝づつ降り続いた雪は148㎝の積雪量を示し、この雪に斜面の奥のウラジロモミは’Xmasツリーと言うより高山の樹氷のようで、「重たいなあ」と日差しや風で雪が落とされるのをじっと我慢しているようでした。

 

 

いろは坂の上は、半月山の道路も、金精道路も封鎖され、さらに狭く感じる雪の奥日光。
風景の色合いは何処を見ても同じようで、それでは久しぶりに滝でも撮りに行ってみましょうと。
まずは華厳の滝。日本三名瀑に数えられる滝です。

 

滝の途中、水流を囲むようにできた雪と氷の氷塊は、美しいコバルト色を見せています。

 

 

竜頭の滝の両脇の水流の音が響き、これって竜の声???

 

 

結構な迫力の湯滝は、滝上付近にかわいい谷内坊主が数個ポコポコと顔をだして。。。
急流で押し流されないでね。

 

 

穏やかな中禅寺湖。湖の藍色はかすかにグラデーションを作り、山々の影に吸い込まれます。
うっすらと白いベールを身に着けた山々も存在感がありますね。

 

 

戦場ヶ原農場の奥に太朗山。雪の薙ぎがどうしてもハート形に見えてしまいます。

 

 

戦場ヶ原国道で突然の地吹雪。ホワイトアウト直前!前の車が分りますか?

 

 

さて、人が通れるように除雪をしている小道。
地吹雪でできた雪庇の上を、さらに小さな地吹雪が通り過ぎて行きます。

 

 

昨シーズンから大雪に見舞われている日光光徳小屋、今シーズンも大雪です。
雪をどこへ捨てようかと四苦八苦。除雪機も悲鳴を上げています。

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「冬の奧日光の雪景色」の動画もご覧ください。(コピー&ペースト)

https://www.youtube.com/watch?v=0P1QUmdYIeM

それでも季節は移ろうようで、ほんの少しづつ暖かくなってきています。

 

「春よこい!!」

 

09雪庇
人道通路に雪が重なる
10除雪
通路の除雪作業。除雪機も悲鳴!

光徳小屋だより・H27(2015)/01

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01夕日 (2)
 空の青。夕日の赤。木々のシルエット。
 02中禅寺湖 (2)
 鏡の湖面。沈む夕日に雲が付き添う
 03白根山
 波立つ中禅寺湖。奥には白根山が
 04小屋
 ハルニレと光徳小屋
 05ヒメネズミ
 山から出てきたヒメネズミくん
 06影
 湾曲した木々の陰
 07木々1
おもしろい枝ぶりの 
08木々2
カラマツは一直線に

ふわり、ふわふわ飛ぶ雪は、まるで小鳥の羽毛のようで、ダイヤモンドダストはキラキラ光り、冷たい空間を踊ります。

 

黒い布にそっと受けるときっちりとゆきの結晶。
除雪機がとばした雪は、斜面をころころと走り繭玉のように膨らんで、白い音符を並べます。
横殴りの地吹雪と優しい雪はなんと異なる姿でしょう。
月末に降り積もった雪は1mになりました。やっぱり今シーズン、雪は多いです。。。

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どうしてもシャッターを押してしまう夕暮れの風景です。
空の青、夕日の赤からのグラデーション、黒い木々のシルエット。
「あ!またつかまっちゃった。」と車を止めます。

 

中禅寺湖の日没は様々な色合い、風景を見せてくれます。
今日の湖面は鏡のようで、沈む夕日にうっすら雲が付き添います。

 

波立つ歌が浜からの中禅寺湖。その奥には真っ白に雪を被った白根山。
寒々とした風景ですが、澄んだ空気、キンとした寒さに凛となって。。。

 

う~~ん。足跡を付けずに写真をね。。。。。

大好きなハルニレの影と光徳小屋です。

 

ゴミ箱の中で、がさ!ごそ!と音が。。。なんとネズミ。。。
どうにか瓶に入ってもらい、チーズを入れたらパクパク。パクパク。
「うわい!!ハムスターよりかわいいじゃない♪」
飼ってしまいたい衝動を抑えて、遠くの森に帰っていただきました。
山に住むヒメネズミくんでした。

 

これまた、恒例の絵。
穏やかに湾曲した雪面に流れる木々の影。美しいですねえ♪

 

雪の多い今シーズン。木々に取りついた雪はちょっと長居をするようです。
何だかこんな絵を描く画家がいたような。面白い枝振りをパチリ。

 

こちらは、一直線に空に向かうカラマツ。カラマツに囲まれ踊っているのは何の木?
雪の森の物語でも作ってみましょうか。

 

カラーの小屋が撮れました。
雪に埋もれている光徳小屋もなかなか風情があるでしょう。。。

 

戦場ヶ原も青が入るとなかなかの色合いです。
モノトーンの地吹雪はどこへやら。。。穏やかな風景に変身です。

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まだまだ雪の季節。これからも天気予報に釘づけです。

 

09小屋
カラー写真の光徳小屋
10戦場ヶ原
戦場ヶ原は穏やかな表情
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光徳小屋だより・H26/12

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01霜柱
霜柱が一面を覆い尽くす
02冬枯れの樹形
まだらの空を背景に冬枯れの樹形
03地吹雪
吹きすさぶ地吹雪(戦場ヶ原)
04雪の造形
白い造形。何を通す配管か?
05ホワイト クリスマス
ホワイトクリスマスのウラジロモミ
06センサー
センサーは可愛い帽子を着用

今シーズンは「暖冬」と言われて、「ラッキー!!」とほくそ笑んだのもつかの間。。。

 

寒気団のすごさに早々と車は小道入口へと移動。

 

12月中旬から小道(約700m)を歩いて入口の車にたどり着き、車に降り積もった雪を取り払ってからのお出かけとなりました。

 

それにしても12月にバシャバシャと音を立てて降る雨にはビックリ。
12月のこんな雨は、9年間で初めてのことです。
雪の上に降った雨は、土と雪の間をアイスバーンにして、雪道をさらに歩きにくくします。

 

すでに、最高積雪量58㎝。最低気温-13.5℃を記録し、吹きすさぶ風は、地吹雪となって一面を白い幕で覆います。

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12月始めの光徳園地では、背の高い霜柱が一面を覆い尽くして、まるで白い作物畑のようでした。

 

夕暮れ近くうっすらとピンクがかった雲と、空の青。
まだらの空を背景にした冬枯れの樹形に自然の素晴らしい造形を見つけます。

 

空は青く太陽も出ているのに、戦場ヶ原から吹きすさぶ地吹雪で、道路は危うくホワイトアウト状態。

木々のない原からの突風では一瞬何も見ることができないこともあります。

 

すでに小屋周りには白い造形があちこちに出現しています。
くにゃっとした白い配管は何を通すのでしょうね。


雪のポケットも徐々に大きくなるようです。

 

どんよりですが、ホワイトクリスマス♪
小屋周りの立派なウラジロモミ群は素敵です。

 

小屋入口のセンサーはかわいい帽子を乗せながら、そろそろ埋もれてしまいそう。
明日には掘り出し部隊が参ります。。。

 

曇った中にほんの少しの陽射し。どう見ても白黒写真の光徳小屋。
今年はこれでお許しのほど。


新年には真っ青の空をバックの小屋風景をお届けいたします。

穏やかな新年となりますように。。。

07小屋 (1)
ほんの少しの日差しを浴びる小屋