光徳小屋だより・H28(2016)/01

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01男体山
斜面には緑のササが・・・・(11日)
02ミズナラ
ミズナラは天真爛漫に枝を拡げる。
03斜面
斜面はこのとおり・・・・雪がない(12日)
04男体山
ほんの少し、雪の白い溝。(16日)
05空
白い雲、青い空、木々の枝のシルエット
06国道
戦場ヶ原の国道はどこに続くのか?
07いろは坂
突風に吹雪くいろは坂
08湯元へ
さらにすごい湯元への国道。
09エナガ
21日にはエナガの群れが訪問

湯元スキー場がクリスマスはもとより年末年始にOPENできないなんて、着任後初めてのことです。

そしてそれは1月中旬まで続きました。


地元の方も「こんなことは過去に経験したことがない」と。。。

 

閑散とした奥日光は淋しい限り。
やっぱり奥日光の冬は白色が似合います。とやきもきしているところに。。。。。
日光光徳小屋では18日に48㎝。20日には77㎝を記録しましたが、時折の突風が地吹雪となって積雪量の嵩を落として行きました。ただ今、60㎝となりました。

 

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11日。斜面のササは緑のままに、森の木々の額の中に男体山が収まります。
うっすらの雪は陽に光り、何だか雪解けの風景のように。。。

 

他の木々から少し離れたミズナラは、のびやかに天真爛漫に枝を広げ美しい姿を見せています。♪

 

12日の斜面はこの通り。。。

 

16日。雪の降らない男体山は、ほんの少しの白い溝。
男体山の真上の空はくもり、そよぐヨシに冷たい風が感じられ、雪は無くても真冬の戦場ヶ原。

 

と、一部に青空の見える空。
流れる白い雲と青空をバックに木々の枝が楽しいシルエット。。。

 

戦場ヶ原の国道は、青空の風景から

遠く曇った空の下、グレーにけぶった山々に一直線に走り込み、
いったいその先は、ホグワーツ?

 

さて、18日から雪となった奥日光。20日の「いろは坂」は時折の突風に吹雪いて一瞬前が見えません。

 

さらにすごかったのが、戦場ヶ原~湯元への国道。
前の車が見えていますが、ファザードランプもみえない一瞬は、
後続車を気にしながらもStopするしかありません。「あ~~あ。怖かった!!」

 

さてさて、本日(21日)。美しい白い世界を撮ろうかと外に出ると、
チュリ、チュリ、チ、チ・・・と周囲で声が・・・かわいいエナガの群れでした。

 

美しい小屋風景をと思いましたが、陽射しが足りず
まっ、一気に降り積もった雪を感じていただければと。。。

 

10日ほど前の斜面、今はこの通り。
雪に埋もれ、ウラジロモミに降り積もった雪が、吹雪となります。

 

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やっと雪景色となった日光光徳小屋です。

 

10小屋
一気に降り積もった雪
11斜面
やっと雪景色の光徳小屋

光徳小屋だより・H27(2015)/12

*★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

ちょうど1か月前に35㎝の積雪量を記録した日光光徳小屋ですが、

01戦場ヶ原
 戦場ヶ原の残雪??
02中禅寺湖
 冬枯れの木々の向こうに青い空
03白根山
 白根山は雪解けのよう
04光徳街道
 光徳街道は春みたい・・・
06国道
 国道には雪が見えない
07雪の中
この雪もあっという間に消えてしまった
08小川
小川の周りのササは緑のまま

暖かさと、12月の雨は、毎年のホワイトクリスマスを継続してはくれませんでした。

12月の雨はほとんど記憶にないのですが、時折のうっすらの雪は陽ざしに消され、雨はさらに白色を消して行きます。

 
6年ほど前にやはり暖かい12月がありましたが、こんな風景ではありませんでした。

 
湯元のスキー場はどうなることでしょう。

 

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雪の季節が来たと思わせてくれた降雪ははかなく消え、男体山も山頂に少し白色が残っている程度の12月初旬。

それでも戦場ヶ原はしぶとく雪原をキープしていました。

 

中禅寺湖周辺の雪はすっかり消えて、冬枯れの木々の向こうに山々や、湖、空が青く望めます。

 

12月下旬の白根山。まるで雪解けのようです。

真っ白に装った姿を見せてほしいなあ。

 

光徳街道も何だか春みたいでしょ。

道路を横切る木々の長い影だけが冬を感じさせています。

 

時折ひっそりと降り落ちた雪は男体山の山頂にパウダーシュガーを振りかけたように
柔らかく柔らかくまといついて。。。(写真 下)

 

戦場ヶ原の国道。全く雪は残っていません。

ここがホワイトアウトで先の見えない地吹雪で荒れ狂うのを想像できるでしょうか?

 

本日(25日)の小屋風景。
朝うっすらと雪に覆われていましたが、あっという間に消えて行き。。。

 

小川の周りのササは緑色のまま。

そういえば、明け方、聞きなれない動物の声に表に出て見ると、声の主は分らず、斜面を我が物顔のシカの群れ。がっかり。。。

 

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05男体山山頂
 男体山にはパウダーシュガーが・・・

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◎ 編集者からのお知らせ

学習院の公式ブログに「足利学校の話題」が掲載されております。

ぜひご覧ください。足利市の横井雄一郎さんからの連絡で判明し

ました。

http://www.gakushuin.info/2015/12/post_561.html

次のような内容です。

「現在、学習院大学史料館では、来春展示予定の「幕末京都の学

院展」に向けて調査を行っています。

調査の一環として、11月23日(月)、栃木県足利市の史跡足利

学校で行われた「釈奠(せきてん)」に参列しました。・・・・・・・」

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光徳小屋たより・H27(2015)/11

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

02霧
 小屋は陰鬱な霧に包まれる・・・  
03ハルニレ  
 ハルニレ君も怖い表情・・  
04落ちた枝には  
 緑と白と枝のコントラストが眩しい  
05雪囲い  
 雪囲いで「武装」した小屋  
06ツリー  
 早めのクリスマスツリー(斜面)  
08ハルニレ
雪化粧のハルニレ君

11月に入り、冷え込んだ日々が冬を感じさせましたが、中旬は何だかキリッとせず、「今年は暖冬ですか?」と気持ちも緩みがち。。。

 

ところが、昨夜(25日)から降り始めた雪は今朝35㎝の積雪量となりました。

初雪がこんなに積もるなんて、初めてのことのような気がします。

急いで、雪かき道具を準備。雪用長靴も引っ張り出して。。。

 

それにしても初雪と思えないべったり雪の重いこと。。。やっぱり暖冬?

除雪機は排出口がつまり、スムーズには動いてくれません。ふう。。。

3時まで奮闘し、やっと終了。成果あり!!まだ、車の出入りは大丈夫♪
それにしても突然酷使された体は、ため息だらけの軋みようです。

さて、この雪は根雪となるのでしょうか?

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15日。見事な青色の空には綿のような雲が浮かび、冬枯れの国道が黒く続きます。

(写真  下)

 

23日。雨かなあと思った空からは霧が降り、ジキルとハイドの物語を思わせる陰鬱な霧に包まれました。

 

大好きなハルニレ君も枝振りがちょっと怖いような。。。

 

その後、小雨となり一面少し明るくなって、ふと足元を見ると、新緑のようなスギゴケの上に、白いキノコの付いた小枝が落ちていて。。。
白と緑と小枝の色のコントラストが眩しくて。。。

 

利用客がひと段落したところで、越冬準備。
慌ただしく、本棟の水抜き、雪囲い。。。雪深い冬を待ちます。

 

さて、本日、斜面にはクリスマスがやって来ました。
春のような今日の雪にツリーはとっても重たそう。

 

はい。本日の小屋風景です。

雪囲いの黄色がカラー写真を証明してくれますが、どんよりとした空はモノトーンの世界を作ります。

 

そして、今日のハルニレ君。
花火のような、花のような。。。。。さびしい風景にほんのちょっぴり華やかに。。。

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01国道
青い空。白い雲。冬枯れの黒い国道(戦場が原)
07雪の中
モノトーンの光徳小屋

光徳小屋だより・H27(2015)/10

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

 

 DSCN4411
ヤマブドウとツタウルシの紅葉
DSCN4474
 ナナカマドの赤い実。今年は豊作?
DSCN4520
 国道は黄葉街道
DSCN4754
 シラカンバは黄葉して強風に舞う
DSCN4598
黄金色降る小屋への小道
DSCN4656
 紅葉に包まれた日光光徳小屋
 DSCN4567
天高く樹木は冬支度
 DSCN4730
「剣ヶ峰」から「般若の滝」を望む
桜友会LOGO

秋深くなりました。

 
見上げると、やわらかな空色の中にちぎった真綿の様な雲が身じろぎもせず浮かび、ふっとさびしい感がよぎります。

 
10日ほど早く始まった紅葉は駆け抜けるように色彩を変え、やわらかな緑はあっという間に錆茶色へ。。。
すでに小屋への小道は枯葉に埋まり冬枯れの森。
初雪が間近に感じられる今日、バケツの水は丸い氷を作りました。

 

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10月に入り、すでに色づいていたヤマブドウとツタウルシ。
ふと見ると紅い葉を背に熟した実。。。ヤマブドウがまばらな房を見せていました。

 

そろそろ色を変え始めた森の中、たわわに赤い実を付けているのはナナカマド。

う~~ん。今年は豊作?

 

奥日光の紅葉は竜頭の滝のニュースから始まります。
滝上では大勢のにわかカメラマンが集合です。(写真 下)

 

様々に変貌する中禅寺湖の風景。
寒々しいモノトーンの一瞬。なぜか神々しく差し込む光に見入ってしまい。。。(写真 下)

 

8日。竜頭の滝からの冷気は、滝上からの国道を見事な黄葉街道と変化させます。
グラデーションで変化していく色彩は、本当に美しく、この時の流れに存在している幸せを感じます。

 

シラカンバはあっという間に黄葉し、強風に舞って行きます。
降雪でも、強風でも折れる枝。小屋入口のシラカンバはちょっとさびし気ですね?

 

黄金色降る小屋への小道は色を進めて少し荘厳な気配です。
すでに小道を枯葉が埋め始めました。

 

16日。紅葉に包まれた日光光徳小屋。
裏山のダケカンバはすでにすっかり葉を落としています。

 

さて、下りいろは坂途中の「剣ヶ峰」から「般若の滝」を眺めます。
18日は紅葉真っ盛り。あっという間に絵筆は二社一寺に到達するのでしょう。

 

25日。小屋への小道は冬枯れの道。
やっぱり今年の紅葉は早かったようです。

 

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11月4日から日光光徳小屋は冬籠りとなります。

DSCN4509
紅葉の龍頭の滝。名カメラマンが集合。
DSCN4510
モノトーンの中禅寺湖。神々しい光が射す。

 

 

槍ヶ岳へ行ってきました

真岡在住の大久保直重(S28高)です。

20150924_67
 槍のてっぺんから360度の展望
20150924_79
 天狗池の逆さ槍は残念ながら・・・

槍ヶ岳へ行ってきましたので、ご報告いたします。 

 

9月24日朝の日の出時間に見事な赤槍。(下の写真)

 

こんなにきれいに染まったのは今年2番目と山小屋のご主人。

 

なんというラッキーなことと大感激。

 

槍ヶ岳山頂では360度の展望。冨士山、南アルプス、

白山から立山連峰、もちろん北アルプスの山やま。

登った山が思い出され大満足。

 


天狗池の逆さ槍を期待していたのですが朝焼けの後は

天気が悪くなるという筋書き通り雨で残念。天は2物を与えず。

 

 

 

 

 

 

 

 

(日の出の赤槍)

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2015年 栃木桜友会総会のご報告

去る8月29日、栃木桜友会「総会並びに懇親会」は、鈴木副会長を本部からお招きし、女性会員16名も含め、会員40名参加のもと、学生時代を振り返りながら、互いのつながりを大いに深める集まりとすることができました。
今回の総会では、会則の一部改正を行い、運営協力金を集めることが可能になりました。

その後、鍋谷千賀子会員による「語り・かわいそうなぞう」と題した講演が行われ、倉沢大樹氏のエレクトーン演奏を交えながら、軽妙な語りで聴衆を惹きつけ、支部会員からは、大変有意義であったという声が数多く聞かれました。
続く懇親会では、会員の近況報告の後、恒例のビンゴゲームで盛り上がりました。

ビンゴゲームに際しては、桜友会本部より頂戴した学習院煎餅のほか、支部役員、会員等が持ち寄ったものも合わせて70を超える景品が集まり、各人、思い思いの品をうれしそうに持ち帰っておりました。そして、最後に院歌斉唱で締めくくり、和気あいあいの雰囲気の中でお開きとなりました。
現在、栃木支部会員は1,000名を数えますが、集まりに参加するメンバーがある程度固定化してしまい、新たな会員、特に若い会員の参加がなかなか増えないという点が課題となっております。今回の会則の一部改正により、運営協力金を集めることで、会員全員に案内を出すことが可能になりました。これを機会に、さらに会の活性化に努めてまいる所存です。

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光徳小屋だより・H27(2015)/09

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01ムラサキシメジ?
ムラサキシメジ?
02紅葉
ぽつんと紅葉一枚
03ノリウツギ
ノリウツギの花
04豪雨
豪雨・・いろは坂付近の濁流
 
06ツルキケマン
ツルキケマン(絶滅危惧種)
07湿原
湿原の草紅葉(小屋前)
08サルオガセ
カラマツに掛かるサルオガセ
09ヤマブドウ
ツタウルシの紅葉とヤマブドウ

9月、さわさわと優しい風は木の葉を揺らし、さやさやと小粒の雨が木の葉に降って、風とも思える音を立てます。
「あ~秋の気配。。」と戻らぬ夏を振り返り、足りない夏に思いをはせて。。。 

 

静やかに移ろう季節を感じ少し胸キュン。。。

 

ところが、なあんと豪雨!!確かに台風シーズンです・・・よ!!

 

経験したことの無い豪雨は3日間降り続き、トタン屋根は大騒動。
雨音にTVは倍のボリュームに、睡眠も妨げられるほどでした。
土砂降りの雨にドアを開けるのも躊躇されましたが、お山の上の日光光徳小屋は周辺の雨が流れ落ちるのみで、ひたすら流れて行った先の雨量が気にかかりました。
心配した小道も、水はけ用の横溝が功を奏して、谷川状態を免れ。。。ほっ!

 

すでに紅葉が走り始め、今年は少し早いようです。

 

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9月初旬、湯ノ湖畔で見つけた紫色のキノコ。ムラサキシメジでしょうか?
自然界の彩りにまたしても感激!

 

緑色の中にぽつんと紅葉1枚。

まだ9月に入ったばかりです。も少し時間を下さいね。

白い装飾花を付けるノリウツギですが、花の最後にこんなピンクに色を変えるのですね。

色彩の少ないこの季節にとっても可愛く感じられました。

 

未曾有の豪雨は、普段、川底が見えている上り「いろは坂」の川も段差を覆うような勢いで流れ去って行きました。

 

華厳の滝は幅も厚みも増して、轟々と大音響で威風堂々の滝を見せて、岩からの小さな流れも何時になくくっきりと美しい形を造っていました。

 

さて、ここ数年小屋周りに咲き始めたツルキケマン。奥日光で見受けられ始めました。
絶滅危惧種だそうです。。。

 

今朝、小屋前の湿原の草紅葉風景。

 

そして湿原奥の黄葉し始めたカラマツには、地衣類のサルオガセが垂れて。。。
もっと増えたら、ちょっと不気味でしょうか?

 

前回、樹木を覆ったヤマブドウの緑の葉っぱは、紅葉の早いツタウルシと一緒に
見事に色を変えています。

 

紅葉始まりの日光光徳小屋。いい風景ですね。

 

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早目に始まった紅葉は、足早に奥日光から「いろは坂」を駆け下りるでしょう。
雪の多そうな今年の冬が目の前です。

 

10小屋
紅葉始まりの光徳小屋
05華厳の滝
華厳の滝は大音響

光徳小屋だより・H27(2015)/08

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01小屋 (2)
霧に埋もれた光徳小屋
03シロヨメナ
シカも食べない・・シロヨメナ
04育っています
ササは指定席にご機嫌
05小川
透明な水、ひんやり感の流れ
06石
石の上は箱庭・・
06コシアブラ
コシアブラの花は花火のよう

一日快晴といった真夏の風景がほとんど見られなかった今シーズン。

ぐずついたお天気は気温を上げず、肌寒く、ストーブが活躍する日もありましたが、日光光徳小屋の8月は例年にない利用者ラッシュでした。

 

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8月最後の今日、やっぱり日差しはなくて、ぽつぽつと小雨。

背景の山々は霧に埋もれた光徳小屋です。

 

オニグモはせっせと巣をつくり、時折人間を捕えては
「あ~~あ!せっかく作ったのに。。。」と愚痴りながら作り直し作業に。。。。。
朝陽を受けて輝く蜘蛛の巣にはちょっと感動♪

 

シカが食べないというシロヨメナはここ数年で敷地内のあちらこちらに群落をつくり、どんどんと勢力を拡大しています。今年も、晩秋まで白い色を見せ続けることでしょう。

 

シラカンバの切株に根を下ろしたササは、白い植木鉢に体よく収まり、ご機嫌な様子。

 

小川の水は少し多いようで、相変わらず涼やかに流れます。
雨に濡れた緑、美しく透明な水、ひんやり感に自分もとけこんで行きます。

 

小川の中の石の上では、苔むした部分の陣取りが始まっています。
箱庭のようでかわいいな♪

 

バックが青空だったらよかったのにね。
花火のようなコシアブラの花に自然の造形の素晴らしさを感じて。。。

 

徐々に魔の手を伸ばしたヤマブドウのツルは、大きな葉で絡み付いた木々をジャングルにします。
重たくて、苦しそうでツルの根元を刈り取ってしまいたい衝動にかられます。

 

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写真を撮る機会の少なかった8月、小屋周りでまとめてみました。

(お忙しいなか、本当にありがとうございます・・会員一同)

ー編集者からのお知らせー

那須にお住まいの「あみ」さんはブログ「那須ダイアリーNEW」を掲載しています。ぜひ、ご覧ください。

 http://amisabunew.blogspot.jp/l

 

02クモの巣
クモは偉大な建築家?

光徳小屋だより・H27(2015)/07

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01小屋 (2) (1)
ハルニレと小屋は夏色の世界
02ハクサンフウロ
雨に濡れたハクサンフウロ
03ブタナ
外来種「ブタナ」は困りもの
04ホザキシモツケ
ホザキシモツケ(絶滅危惧種)
05ウラギンヒョウモン
ウラギンヒョウモン
06ヒメシジミ
可愛くて美しくて、シジミチョウ
07クガイソウ
クマガイソウ(小田代が原)
08ツタウルシ
ツタウルシ(かぶれにご用心!)

季節やお天気で色を変える湖はその色ごとに胸を満たしてくれます。
雨の合間の陽ざしの中で、中禅寺湖は湖面を緑がかった藍色に変えました。
う~~ん。空も緑も湖も今、夏色の世界。。。
雨の多い季節、霧煙る風景、雨上がりの朝陽、みずみずしい緑や草花。。。
心静かになごみ、冷ややかな空気に身を包まれて、この世界に埋もれます。

 

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も少し霧が降りてくれたらいいのに。。。
すっかり緑色になった斜面から、ハルニレと小屋を。。。

 

雨に濡れたハクサンフウロがひっそりとこっそりと斜面にピンクを散らします。
それにしても小屋のハクサンフウロはおちびちゃん。

 

ヨーロッパ原産の外来種「ブタナ」だそうです。斜面にひょろひょろ生えて来ました。
日光の植物博士も奥日光では初めてとか。。。根こそぎ除去致しました。。。

 

6月初旬咲き始めのホザキシモツケも雨に濡れて。。。咲き始めが美しいです。。。
戦場ヶ原の群落を見たら、とても絶滅危惧種とは思えません。今、真っ盛りです。

 

ウラギンヒョウモン。よほどイブキトラノオが気に入ったのでしょうか、
翅を広げて撮影に協力してくれました。

 

同じく翅を広げてくれたシジミチョウ。
可愛くて美しくて、周りを群れが飛び回ると歓声が起こります。

 

小田代原は数年前に湖と化し(数年ごとに水没)花々が激減しましたが、今年はアヤメ、ノアザミの群落も復活して、クガイソウもずいぶんと多くなっています。

 

歩道脇の木に這い上るツタは何?。。。若いツタウルシです。

3枚葉のツタにはご用心、ご用心。
奥日光に来たてにかぶれ、お岩さんになったのは忘れられません。。。

 

湯ノ湖が静かな一瞬を見せてくれています。
が、湖畔のオオツリバナが姿を消して行きます。インパクトあったのになあ。

 

ふっと見ると見事なキノコ。ウスヒラタケ。
何だか自転車いっぱいの道路風景が頭をよぎりました。

 

湯ノ湖周りや、切込湖・刈込湖周辺の岩や祠に出現するヒカリゴケ。
初めて見るときは結構感激です♪ 夏の間見られますので、是非見つけて下さい。

 

平地にはあるそうなウメガサソウ。
今年は3株ほど湯元に出現。無くなったり、現れたり、植物の世界は大忙しです。

 

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暑さのせいでしょうか?避暑地の日光光徳小屋の8月は利用申込み殺到です。
合間をぬってお出かけください。ひんやりとした朝露がお待ちしています。

 

 

09湯ノ湖
湯の湖・・静かな一瞬(とき)
10ウスヒラタケ
ウスヒラタケ
11ヒカリゴケ
ヒカリゴケ(夏の間に見てね)
12ウメガサソウ
ウメガサソウ(湯元に3株出現)

飛田和子さんが晴れの藍綬褒章を受章

平成27年春の褒章で飛田和子さん(S40文史学科卒)が目出度く藍綬褒章を受章されました。

栃木桜友会として、改めてお祝い申しあげます。

飛田さんは行政相談委員として永らく活動され、その業績が顕著で社会に大きく貢献したことにより、このたびの受章となりましたことは同窓生として晴れがましく思うものです。

 

行政相談委員の仕事は、行政に対する苦情・要望・提案などを解決・実現するために無報酬で活動する、誠に地味なものです。

 

その内容によっては、複数の行政機関が関係する場合があり、行政機関同志での調整が必要なことがしばしばあるとのことです。

 

しかし、そのハードルを越えて難問を解決し、目的を実現したときは、住民の方・協力して戴いた行政機関の方と一緒に達成感で満たされることと存じます。

 

行政相談委員の方には、これが他に代え難い報酬となるのではないか、と推察するものです。

 

今回の褒章は普段は表舞台に立つことの少ない方々に感謝の眼を向けるものでした。

 

飛田さんにはこれからも行政相談委員として、永く活躍されることをご期待申し上げましてお祝いの言葉といたします。

 

栃木桜友会    会長     佐山 正樹

 

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(飛田 和子さんのコメント)

この度春の藍綬褒章を受章いたしましたことは、身に余る光栄に存じます。

 

平成11年に総務省より、行政相談委員の委嘱を受けて以来、皆様のご教授とご協力を受けながらずっとこのボランティアに励んで参りました。

 

今まで沢山のご相談を受けましたが、その中で心に残るものをご紹介いたします。

 

①国道から車が住宅(子供部屋)に突っ込む事故が発生。幸い子供さんは別室にいたので大事に至らなかったが3か月後にガードレールが設置され、安全が確保された。

 

②郵便ポストが自宅からあまりに遠いので近くに設置してほしい、という要望には、1年後に自宅からほど近い場所に設置して貰えた。

 

③JR駅前に右折車線を設ける提案が実現して車の流れがスムーズになり、交通渋滞が大幅に緩和された。

 

このような相談・要望は行政相談委員が総務省に報告し、総務省が各省庁に掛け合ってくれますので行政相談委員は相談の窓口としてパイプ役をするだけです。

もし苦情・要望・提案があれば遠慮なく申し出て頂きたいと思います。秘密は厳守されます。

 

行政相談委員がどのようなボランティアをしているかを少しでも認知していただければ幸いです。

 

行政相談委員     飛田和子

 

 

(参考)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 8月1日(土)午前10時15分ー午後3時に福田屋本店3階にて「1日行政相談所」が開設されます。

弁護士、司法書士、警察、法務局、宇都宮市、栃木県から派遣された専門の職員があらゆる相談に無料で応じますので、悩み事などの解決にご活用下さい。
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s-飛田さん藍綬褒章自薦k
藍綬褒章を着用して正装した飛田 和子さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下の写真は藍綬褒章と略章(左下)

藍綬褒章写真