平成27年春の褒章で飛田和子さん(S40文史学科卒)が目出度く藍綬褒章を受章されました。
栃木桜友会として、改めてお祝い申しあげます。
飛田さんは行政相談委員として永らく活動され、その業績が顕著で社会に大きく貢献したことにより、このたびの受章となりましたことは同窓生として晴れがましく思うものです。
行政相談委員の仕事は、行政に対する苦情・要望・提案などを解決・実現するために無報酬で活動する、誠に地味なものです。
その内容によっては、複数の行政機関が関係する場合があり、行政機関同志での調整が必要なことがしばしばあるとのことです。
しかし、そのハードルを越えて難問を解決し、目的を実現したときは、住民の方・協力して戴いた行政機関の方と一緒に達成感で満たされることと存じます。
行政相談委員の方には、これが他に代え難い報酬となるのではないか、と推察するものです。
今回の褒章は普段は表舞台に立つことの少ない方々に感謝の眼を向けるものでした。
飛田さんにはこれからも行政相談委員として、永く活躍されることをご期待申し上げましてお祝いの言葉といたします。
栃木桜友会 会長 佐山 正樹
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(飛田 和子さんのコメント)
この度春の藍綬褒章を受章いたしましたことは、身に余る光栄に存じます。
平成11年に総務省より、行政相談委員の委嘱を受けて以来、皆様のご教授とご協力を受けながらずっとこのボランティアに励んで参りました。
今まで沢山のご相談を受けましたが、その中で心に残るものをご紹介いたします。
①国道から車が住宅(子供部屋)に突っ込む事故が発生。幸い子供さんは別室にいたので大事に至らなかったが3か月後にガードレールが設置され、安全が確保された。
②郵便ポストが自宅からあまりに遠いので近くに設置してほしい、という要望には、1年後に自宅からほど近い場所に設置して貰えた。
③JR駅前に右折車線を設ける提案が実現して車の流れがスムーズになり、交通渋滞が大幅に緩和された。
このような相談・要望は行政相談委員が総務省に報告し、総務省が各省庁に掛け合ってくれますので行政相談委員は相談の窓口としてパイプ役をするだけです。
もし苦情・要望・提案があれば遠慮なく申し出て頂きたいと思います。秘密は厳守されます。
行政相談委員がどのようなボランティアをしているかを少しでも認知していただければ幸いです。
行政相談委員 飛田和子
(参考)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
8月1日(土)午前10時15分ー午後3時に福田屋本店3階にて「1日行政相談所」が開設されます。
弁護士、司法書士、警察、法務局、宇都宮市、栃木県から派遣された専門の職員があらゆる相談に無料で応じますので、悩み事などの解決にご活用下さい。
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藍綬褒章を着用して正装した飛田 和子さん |
下の写真は藍綬褒章と略章(左下)