Archive for category 光徳小屋だより

光徳小屋だより・H27(2015)/04

★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01雪解け
雪解けは根本から徐々に
02小屋
霧のなかに立つハルニレ
03サクラ
サクラのつぼみ♪(いろは坂・21日)
04白根山
地肌を現す白根山
05ツグミ
ツグミは大勢でのお出かけ
06小田代原
青空と日差しが春を告げる(小田代原)
 07ツボスミレ
枯葉の中にツボスミレ(小田代原)
08だあれ?
 犯人はアカゲラ?コゲラ?

ちょっと遅れた4月のお便りです。

「春遠からじ」「春よ来い」などどつぶやきながら、ぐずついた窓の外を眺めた4月。
気温はそこそこ上り、その中を降る雨はどんどんと雪を融かしてくれました。  
4月ってこんなに雨が降ったかなあ。初めての量?
それでも合間に2日ほど雪が降り、「これが奥日光よね」とちょっと納得。

 

ところが下旬になると晴続き。。。

 

「いつもより暖かいね」「サクラの開花がはやいね」と地元の方々。。。

 

ハルニレ、ミズナラも早めに芽吹いてくれるのでしょうか?

新緑に包まれる日光光徳小屋が待ち遠しいです♪
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森の中の雪解けは、木々の足元から丸く融け、徐々に面積を広げます。
春を待ちながら、無くなる雪に心が残る一瞬です。

 

ぐずついた4月。残雪の残る斜面にはちらほら緑も姿を見せていますが、立ち込めた霧に何だかハルニレも体を硬くしているようです。

 

さて、21日、いろは坂の中ほどにサクラのつぼみを見つけました。
心和むかわいいピンクにうれしさが湧いてきます。

 

とうとう白根山も真っ白な衣を脱ぎ、まばらに地肌を現し始めました。
でもね、まだまだ登山は重装備でお願いしますね。
山頂では、突然に雪になったり、ヒョウが降ったりする季節です。

 

4月にはまずミソサザイの目覚ましに始まり、キセキレイが家の周りをキチキチと飛び回り、カケスはギャーギャーと騒いでいます。
たくさんの小鳥たちが声を競い合い始めました。今年のツグミはちょっと大勢でのお出かけです。

 

月末の小田代原の風景に色を添える花たちはまだでしたが、青空と日差しが春を告げていました。

と、足元の枯葉の中にツボスミレ。ヒメイチゲは歩道の脇に転々と。。。
「咲いてるよ!咲いてるよ!見て!見て!」と小さな声で囁き合い、可憐な姿を見せてくれました。

 

ある日、車止めにしていた丸太がこんな有様に。。。3~4本見事につつかれています。

犯人はアカゲラ?コゲラ?樹皮の下の虫をずいぶん食したようで。。。
食材の発見に満足顔に、嬉しそうなお食事風景が目に浮かびます♪

 

さて、男体山をバックのアカヤシオ。今、サクラとアカヤシオが満開です。
美しい春の色彩に包まれています。

 

華厳の滝も水が多く、取り巻く木々もちょっぴり新緑に。。。
段々に落ちる水が風に飛ばされ迫力がありました。
周りの岩から流れ落ちる小さな滝も何だかかわいい筋を見せて。。。
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小屋も雪囲いを取り、OPENしています。

09アカヤシオ
男体山をバックにアカヤシオ
10華厳の滝
華厳の滝は水量多く、迫力満点
IMG50k

光徳小屋だより・H27(2015)/03

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

 

 

01つっら
 今年のツララは可愛いツララ
02男体山
 晴れ渡った戦場ヶ原
03雪1
 雪の高さは屋根まで・・・
04雪2

 部屋からも外は見えず・・・

05ハルニレ
 レースのような小枝(ハルニレ)
06斜面奥
 青い空、白い雪、コントラスト。
07小屋
 3月10日の小屋は雪の中。
08しぶき氷1
 白い海月(クラゲ)が浮上?

3月も下旬。少しは春の兆しをお届けできるかな。と思っていたのですが、陽ざしと雪の嵩が落ちて行くくらいのもので、ほんのちょっぴり木々の枝先が紅く見えることくらいでしょうか。 

 
今シーズン、日光市内の雪はほとんどなく、いろは坂から中禅寺湖までは例年並みでした。

 
ところが、戦場ヶ原から湯元では、降雪量が多いのではなく、ほとんど気温が上がらないため雪が融けずどんどんとたまってしまいました。

 

 

快晴の日も少なくウィンタースポーツも人影が少なかったように感じました。
今日も、まだまだ雪に埋もれた日光光徳小屋です。

 

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寒さが続き屋根の雪は融けず、雪解け水が作る大きなつららは姿を見せませんでした。
ちょっとの晴れ間に「わ~~い。解けた♪融けた♪」と大騒ぎの小さなつらら群。
にぎやかなかわいいつららを作りました。

 

 

すっかり晴れ渡った戦場ヶ原。
白い雪が何時になくどっしりとした男体山の姿を作ります。

 

 

融けることができず、長い時間屋根に張り付いていた雪が落雪。
雪の高さは本棟の1階屋根まで届きました。

 

ほ~~ら。部屋からも外が見えません。

9回目の冬にして初めてのことです。

 

 

湿った春の雪は、しばし枝先に取りついて木々の衣になります。
青空バックのハルニレ君。美しいレースを集めたような小枝です。

 

 

 

斜面奥の山の白さは、2月よりもさらに美しく、白色のコントラストを高めます。

3月10日、小屋はまだまだ雪に埋もれ、白いズミの樹も寸足らずの姿です。

 

 

えっ!中禅寺湖から白いクラゲが飛び上がった?
いえいえ、湖から突き出た柱にまとわりついたしぶき氷。可愛いクラゲに見えました。

 

 

毎年、しぶき氷は湖に組まれた柱にスカートを穿かせます。

面白い形にカメラマンの撮影スポットとなっています。

 

もうすぐ沈む太陽を小さな厚い雲が隠し、それでも湖には光の帯が流れます。

中禅寺湖の美しい日没の瞬間です。

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気温は確実に暖かくなっています。もうすぐ緑に出合えることでしょう。

 

09しぶき氷2
白いスカートの桟橋
10中禅寺湖
日没の瞬間(中禅寺湖)

 

光徳小屋だより・H27(2015)/02

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01斜面
148cmの積雪!
02華厳の滝
冬景色の華厳滝
03華厳の滝
コバルト色の氷塊
04竜頭の滝
竜頭の滝からは「竜の声」が・・・
05湯滝
結構な迫力の湯滝
06中禅寺湖
穏やかな藍色の中禅寺湖
07太朗山
「ハートの薙ぎ」の太郎山
08国道
ホワイトアウト寸前の戦場ヶ原

「シカを見ないね。」「小屋近くでも足跡はさっぱりです。」

 
そして猟友会の方との会話はお天気にまでおよび、「とにかく日差しが少なく、毎日のように風だったね。4,5年前とは大違い。その昔の気候に戻っているみたいだ。。。」

 

 
そうなんです。本棟に積もった雪の一部はまだ一度も落雪していません。
かといって屋根との間の氷が厚くなるでもなく、つららさえ少ない今年は、暖かい日差しが本当に少ないのです。

 
キ~~~ンと寒い夜空に満天の星空を見る機会も激減です。

 

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2日間30㎝づつ降り続いた雪は148㎝の積雪量を示し、この雪に斜面の奥のウラジロモミは’Xmasツリーと言うより高山の樹氷のようで、「重たいなあ」と日差しや風で雪が落とされるのをじっと我慢しているようでした。

 

 

いろは坂の上は、半月山の道路も、金精道路も封鎖され、さらに狭く感じる雪の奥日光。
風景の色合いは何処を見ても同じようで、それでは久しぶりに滝でも撮りに行ってみましょうと。
まずは華厳の滝。日本三名瀑に数えられる滝です。

 

滝の途中、水流を囲むようにできた雪と氷の氷塊は、美しいコバルト色を見せています。

 

 

竜頭の滝の両脇の水流の音が響き、これって竜の声???

 

 

結構な迫力の湯滝は、滝上付近にかわいい谷内坊主が数個ポコポコと顔をだして。。。
急流で押し流されないでね。

 

 

穏やかな中禅寺湖。湖の藍色はかすかにグラデーションを作り、山々の影に吸い込まれます。
うっすらと白いベールを身に着けた山々も存在感がありますね。

 

 

戦場ヶ原農場の奥に太朗山。雪の薙ぎがどうしてもハート形に見えてしまいます。

 

 

戦場ヶ原国道で突然の地吹雪。ホワイトアウト直前!前の車が分りますか?

 

 

さて、人が通れるように除雪をしている小道。
地吹雪でできた雪庇の上を、さらに小さな地吹雪が通り過ぎて行きます。

 

 

昨シーズンから大雪に見舞われている日光光徳小屋、今シーズンも大雪です。
雪をどこへ捨てようかと四苦八苦。除雪機も悲鳴を上げています。

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「冬の奧日光の雪景色」の動画もご覧ください。(コピー&ペースト)

https://www.youtube.com/watch?v=0P1QUmdYIeM

それでも季節は移ろうようで、ほんの少しづつ暖かくなってきています。

 

「春よこい!!」

 

09雪庇
人道通路に雪が重なる
10除雪
通路の除雪作業。除雪機も悲鳴!

光徳小屋だより・H27(2015)/01

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01夕日 (2)
 空の青。夕日の赤。木々のシルエット。
 02中禅寺湖 (2)
 鏡の湖面。沈む夕日に雲が付き添う
 03白根山
 波立つ中禅寺湖。奥には白根山が
 04小屋
 ハルニレと光徳小屋
 05ヒメネズミ
 山から出てきたヒメネズミくん
 06影
 湾曲した木々の陰
 07木々1
おもしろい枝ぶりの 
08木々2
カラマツは一直線に

ふわり、ふわふわ飛ぶ雪は、まるで小鳥の羽毛のようで、ダイヤモンドダストはキラキラ光り、冷たい空間を踊ります。

 

黒い布にそっと受けるときっちりとゆきの結晶。
除雪機がとばした雪は、斜面をころころと走り繭玉のように膨らんで、白い音符を並べます。
横殴りの地吹雪と優しい雪はなんと異なる姿でしょう。
月末に降り積もった雪は1mになりました。やっぱり今シーズン、雪は多いです。。。

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どうしてもシャッターを押してしまう夕暮れの風景です。
空の青、夕日の赤からのグラデーション、黒い木々のシルエット。
「あ!またつかまっちゃった。」と車を止めます。

 

中禅寺湖の日没は様々な色合い、風景を見せてくれます。
今日の湖面は鏡のようで、沈む夕日にうっすら雲が付き添います。

 

波立つ歌が浜からの中禅寺湖。その奥には真っ白に雪を被った白根山。
寒々とした風景ですが、澄んだ空気、キンとした寒さに凛となって。。。

 

う~~ん。足跡を付けずに写真をね。。。。。

大好きなハルニレの影と光徳小屋です。

 

ゴミ箱の中で、がさ!ごそ!と音が。。。なんとネズミ。。。
どうにか瓶に入ってもらい、チーズを入れたらパクパク。パクパク。
「うわい!!ハムスターよりかわいいじゃない♪」
飼ってしまいたい衝動を抑えて、遠くの森に帰っていただきました。
山に住むヒメネズミくんでした。

 

これまた、恒例の絵。
穏やかに湾曲した雪面に流れる木々の影。美しいですねえ♪

 

雪の多い今シーズン。木々に取りついた雪はちょっと長居をするようです。
何だかこんな絵を描く画家がいたような。面白い枝振りをパチリ。

 

こちらは、一直線に空に向かうカラマツ。カラマツに囲まれ踊っているのは何の木?
雪の森の物語でも作ってみましょうか。

 

カラーの小屋が撮れました。
雪に埋もれている光徳小屋もなかなか風情があるでしょう。。。

 

戦場ヶ原も青が入るとなかなかの色合いです。
モノトーンの地吹雪はどこへやら。。。穏やかな風景に変身です。

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まだまだ雪の季節。これからも天気予報に釘づけです。

 

09小屋
カラー写真の光徳小屋
10戦場ヶ原
戦場ヶ原は穏やかな表情
IMG50k

光徳小屋だより・H26/12

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01霜柱
霜柱が一面を覆い尽くす
02冬枯れの樹形
まだらの空を背景に冬枯れの樹形
03地吹雪
吹きすさぶ地吹雪(戦場ヶ原)
04雪の造形
白い造形。何を通す配管か?
05ホワイト クリスマス
ホワイトクリスマスのウラジロモミ
06センサー
センサーは可愛い帽子を着用

今シーズンは「暖冬」と言われて、「ラッキー!!」とほくそ笑んだのもつかの間。。。

 

寒気団のすごさに早々と車は小道入口へと移動。

 

12月中旬から小道(約700m)を歩いて入口の車にたどり着き、車に降り積もった雪を取り払ってからのお出かけとなりました。

 

それにしても12月にバシャバシャと音を立てて降る雨にはビックリ。
12月のこんな雨は、9年間で初めてのことです。
雪の上に降った雨は、土と雪の間をアイスバーンにして、雪道をさらに歩きにくくします。

 

すでに、最高積雪量58㎝。最低気温-13.5℃を記録し、吹きすさぶ風は、地吹雪となって一面を白い幕で覆います。

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12月始めの光徳園地では、背の高い霜柱が一面を覆い尽くして、まるで白い作物畑のようでした。

 

夕暮れ近くうっすらとピンクがかった雲と、空の青。
まだらの空を背景にした冬枯れの樹形に自然の素晴らしい造形を見つけます。

 

空は青く太陽も出ているのに、戦場ヶ原から吹きすさぶ地吹雪で、道路は危うくホワイトアウト状態。

木々のない原からの突風では一瞬何も見ることができないこともあります。

 

すでに小屋周りには白い造形があちこちに出現しています。
くにゃっとした白い配管は何を通すのでしょうね。


雪のポケットも徐々に大きくなるようです。

 

どんよりですが、ホワイトクリスマス♪
小屋周りの立派なウラジロモミ群は素敵です。

 

小屋入口のセンサーはかわいい帽子を乗せながら、そろそろ埋もれてしまいそう。
明日には掘り出し部隊が参ります。。。

 

曇った中にほんの少しの陽射し。どう見ても白黒写真の光徳小屋。
今年はこれでお許しのほど。


新年には真っ青の空をバックの小屋風景をお届けいたします。

穏やかな新年となりますように。。。

07小屋 (1)
ほんの少しの日差しを浴びる小屋

光徳小屋だより・H26/11

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

暖冬と言われている今年、今日は朝から雨。

01クマ棚
 クマ棚(食事跡)
02クマ棚の下
 クマ棚下には折られた枝の山が・・
03光徳街道
 光徳街道は冬景色
04戦場ヶ原
 戦場ヶ原の霜は朝日に融ける・・
05男体山
 男体山からの日の出
06ダケカンバ
 ダケカンバの木々は日本画風

「例年なら雪ですよね。」と話されることが数日あった11月、雪が降り積もったのは瞬間のことでした。

動物たちが活発だった今シーズン。

 

春先、少し減ったのかなあと思われたシカ君たちは、徐々に出没し始め、う~~ん。かえって増えてるのではと思われました。。。

 

クマの目撃情報も多く、湯川沿いではクマの見回りまで実施されました。
小屋周辺でも二人が目撃。

 

生息しているのは解っていても、そこいた形跡があっても「まあまあ」と思っていたのが、急に怖くなったことでした。

 

アナグマの子供達に遇い、キツネはたびたび見かけ、とうとうイノシシが目の前を横切りました。
オコジョに遇いたいなあ♪

 

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光徳はミズナラの森。

 

毎年どんぐりがパラパラと落下音を立てるのですが、今年はさっぱり。

実りの少ない年になり、クマさん冬籠り前の食料が足りないようでした。

 

入口付近の1本のミズナラにはクマ棚が。

昔、どんぐりを食べた枝をお尻に敷いたものがクマ棚と聞いていたのですが、食べた枝を近くに置いたものだそうです。

その木の下には折られた枝が山となって落ちています。。。

 

緑の光徳街道の木洩れ日はもう見られず、あっという間に冬枯れの寒々しい風景に変わりました。

戦場ヶ原では差し込んで来た朝日が、霜の降りた原を徐々に徐々に融かして行きます。

 

振り向いたら男体山からの日の出。ダイヤモンド男体を見てみたいなあ。

 

いつも見とれてしまうダケカンバの枝が作る風景。
こんな風景を使った絵本を思い浮かべてしまいます。

 

朝、一面の雪化粧。
とうとう雪の季節に突入かと思われましたが、その後の雨ですっかり姿を消しました。

 

小屋周辺の雪が消えても、男体山火口付近の薙に降り積もった雪は消えません。
見る角度によってさまざまに姿を変える男体山ですが、火口の見えるこの男体山が大好きです。♪

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小屋は雪囲いをして日光光徳小屋も冬籠りです。

07小屋
 朝、一面の雪化粧
 08男体山
 火口付近の薙(なぎ)に残る雪

光徳小屋だより・H26/10

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01ツタウルシ
 今年は9月に早めの紅葉。。ツタウルシ
02光徳園地
 光徳園地も黄葉真っ盛り
03男体山も
 男体山もうっすらと紅葉に
05竜頭滝上から赤沼
 赤沼近くの国道は紅葉の終わり
06湿原
 小屋前の湿原の紅葉
07湯ノ湖兎島
 兎島(湯の湖)の紅葉
08アナグマ
 アナグマ君、見参

10月。。。奥日光の紅葉が始まり終わる月です。
ところが今年、紅葉は10日~20日早く始まり、光徳~湯元は9月下旬には見頃となりました。
それにしても自然の彩りはどうしてこんなに人の心を満たすのでしょうか?
緑色~黄色や紅色~茶色へと移りゆく色彩に心動かされ、木々の合間に差し込む黄金色の木洩れ日に心あふれます。
道路の大渋滞をお構いもせず押し寄せる観光客の思いを乗せて紅葉は過ぎ去って行きました。

 

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9月下旬、緑の中に真っ先にツタウルシが色付き始めました。
日当たりのよいところでは、黄色、オレンジ、赤の見事なグラデーションを見せてくれます。

 

光徳の園地も9月末だというのに黄葉真っ盛り。

ミズナラの森の光徳地域は、黄葉の中にぽつん、ぽつんと紅色が見えます。

 

男体山手前の山もパッチワークのように色の変化が始まりました。

うっすらの男体山も、紅葉の様子をうかがわせています。

 

10月。う~~ん。きれいだなあ♪

色とりどりとはこの事? 空の青と、白い雲を背景にちぎり絵の様な1枚。

 

10月3日の竜頭滝上~赤沼の国道は、すでに茶色の色彩で、紅葉の終わりを告げていました。

このころの色合いもとっても美しいです♪

 

日光光徳小屋の前の湿原の色合いも素晴らしく、大好きな1枚となりました。

デスクトップ画面を変更。。。変更。。。

 

曇りの日の湯ノ湖。兎島は緑の中に黄色や紅色が。。。

定番の八丁出島の紅葉にも似て。。。

 

またまた、出没のアナグマくん。

ガスボンベ室をねぐらに決めたようで、ある日はコーナーに丸まってすやすやと。。。
害は及ぼさないようなのでしばらく様子見と。。。
春先の雪解けの地面の穴はモグラにしてはちょと違うあと思っていたのですが、ふっと、ミミズ大好きアナグマくんの食事跡?と気づき、これが大正解と納得。来春は確認♪

 

「ちょっと写真を。。。」と外に出て後ろを振り向くと、「うわっ!虹!!」

うっすらとした雲が過り、消えそうになったり、また姿を現したり。。。。日光光徳小屋を包んで。。。

 

その足で戦場ヶ原国道を過ぎると、数台の車が路上駐車。ここでまた、虹の風景。  

今回は、枚数が多くなりましたが、虹を最後と致します。

 

自然の風景は生が一番です。
日光光徳小屋は宝だなあと感じています。皆様のお越しをお待ちしています。

 

09小屋に虹
 光徳小屋に虹かかる
10戦場ヶ原
 雄大な虹が男体山?に・・・・

光徳小屋だより・H26/09

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01小屋 (2) (1)
 お客様提供の写真
02ダイサギ
 光徳沼にダイサギが飛来・・・03トリカブト
 トリカブトは美しい紫色
 04モウセンゴケ
 モウセンゴケの集落
 05研究路から
 戦場ヶ原の草紅葉
 06霧が流れる
うっすら草紅葉に霧が流れる

猛暑は来ない奥日光。

今年はさらに涼しかったような気がしているうちに 辺りの深緑は黄色味がかって、林の木洩れ日は黄金色。

 

紅葉はどんどん進んでいます。 すでに初霜、初氷の話題が流れた戦場ヶ原ですが、 山に囲まれた日光光徳小屋は、最低気温は3℃までの記録です。

 

それでも、9月半ばからストーブは何度も活躍しています。 さて、例年より早めの紅葉はこれから先どんな美しさを見せてくれるでしょうか。

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お客様にいただいた日光光徳小屋の風景。

木々の黒い影にぽっかり浮かんだ日光光徳小屋は、いつもとちょっと違った雰囲気。 色彩バランスがとっても気に入って。。。

 

奥日光には初めてらしいダイサギの飛来。 ある日、光徳沼にゴミのように白いものが。。。

 

発泡スチロールかなあと近づくと、 むっくり体を伸ばし、エサをついばみ始めました。 数年前からはアオサギやカワウが飛来して来て温暖化をうかがわせていましたが、 ダイサギ君、君もやって来ましたか。。。。。早目に帰ってくださいね。

 

光徳街道脇に美しい紫色が見えました。 車をバックさせ覗いてみると、トリカブトの群落が広がっていました。 本当に見事な紫と形状に見とれます。

 

戦場ヶ原の湿原にはモウセンゴケが隠れるように 何かを囁きながら集まっていました。

 

戦場ヶ原はすでに草紅葉。 草が刈れて一面黄色~茶色になるのを草紅葉と言います。 後の太郎山の山並みが草紅葉を引き立てていました。

 

さて、こちらは日光光徳小屋のうっすら草紅葉。 その風景の中を霧が流れます。

 

今日の我らがハルニレくん。立派に黄葉。 風に乗ってはらはらと散る木の葉は、窓越しに鳥が飛んだような錯覚を起こします。

 

TVで有名な竜頭の滝の紅葉。 滝上からですが、右手の日が陰ってちょっと残念。

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ちょっと急ぎ足に走っているような今年の紅葉です。 白い粉雪も早目にやってくるのでしょうか?

 

 

07ハルニレ
ハルニレ君の「黄葉」
08竜頭の滝
竜頭の滝の紅葉(滝上から)

 

 

 

光徳小屋だより・H26/08

(画面が乱れる時は75%程度に縮小してください)

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01小屋 (2)
 少なかった快晴の夏日
 02光徳街道
 緑のトンネルの光徳街道
 03タケシマラン
 湯ノ湖畔のタケシマラン
 04キノコ
 湯の湖畔で見かけた可愛いキノコ
 05装飾花
 ノリウツギの装飾花
 06キスゲ平
 霧降キスゲ平の階段は1445段

東京の猛暑のニュースは軽く記憶を走り抜け、通り抜ける雨に気温が上らない、今年の奥日光は冷夏?ですか??

 

「1日快晴の夏の日が少ないですね。」「梅雨から秋雨になってしまったみたい。」
そんな会話をしていると、日本中、日照時間が少なくなっているとのニュース。。。

 

すでにストーブを点けること数日。まだ、8月なのでした。
夏の日差しの中でこその避暑地なんだけれどなあ。。。

(8月の気温)http://www.sanbonmatsu.com/weather/index4.shtmll

 

今夏、フクロウが来て、キツネ君にも何度か出会いましたが、エゾハルゼミは一気に鳴き止み、すでにアカトンボも里に下りたようで、オオミズアオは1匹も姿を見せてくれませんでした。(オオミズアオは末尾参照)

 

山の上の短い夏が更に短く、ちょっと物足らずの今シーズンになりそうです。

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真夏の色彩の中の日光光徳小屋。
小屋の周辺では、シカが好まないバイケイソウやシロヨメナ、イケマが勢力を増し、シカに樹皮を剥がされた木々が、雪の重さに耐え切れなかった木々がバタバタと倒れ、たったこれだけの画面の中でも着実に自然が移り変わるのを感じます。

 

緑のトンネルの光徳街道。

緑と木洩れ日と道路の影の素敵な空間に心が和みます。

 

湯ノ湖畔のタケシマラン。

今年はあちこちで赤い実を見つけることができました。
隣り合った2本に4っつずつ。豊作ですねえ。

 

薄暗い湖畔山側では、こんな可愛いキノコも姿を見せていました。

 

ガクアジサイのように装飾花(周りの花)を持つ奥日光の花には、ツルアジサイ、カンボク、オオカメノキ、ノリウツギなどがあります。
写真はノリウツギですが、中のプチプチと咲いているのが花で、花びらを見せているのが装飾花です。


装飾花にもめしべとおしべが付いていたのでパチリ。

 

所変わって、霧降キスゲ平。古いスキー場がキスゲ咲く園地に姿を変えました。
頂上までの階段は1445段。機会があったらトライして見て下さい。
この日は残念ながら霧が漂って、遠くの山並みを見ることができませんでした。

 

ちょっと見にくいですが、大好きな蜘蛛の巣団地。
何だかおとぎ話が作れそうな気がして、見つけるたびにうれしい気分。

 

苔の胞子は、花のつぼみのようで、清楚な画面をパチリ。

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07クモの巣団地
(おとぎの国の)蜘蛛の巣団地
08コケ胞子
清楚な苔の胞子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(オオミズアオ)https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%82%A2%E3%82%AA&oq=%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%82%A2%E3%82%AA&aqs=chrome..69i57&sourceid=chrome&es_sm=93&ie=UTF-8

光徳小屋だより・H26/07

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01小屋 (2)
朝霧の晴れた光徳小屋
02キツネ
竜頭の滝付近のキツネ君
03ウラジロモミ
ウラジロモミの実生が・・・
04シロバナノヘビイチゴ
シロバラノヘビイチゴは美味!?
05湯滝
観滝台がきれいになりました(湯滝)
06ベニサラサ
ベニサラサドウダンはシカの食害に

やっと真夏の日差しがやって来た7月ですが、どうも奥日光は冷夏の気配で、今朝は涼しさを通り越し鳥肌が立つ寒さです。

 

それでも、4月中旬からの修学旅行、7月に入っての林間学校で戦場ヶ原、小田代原、湯ノ湖は子供たちであふれています。

 

そんなにぎやかな奥日光ですが、ちょっと奥まった日光光徳小屋は稀有な環境の中に深閑と存在しています。

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早朝の小屋風景。

漂っていた霧は山に向かい、涼やかな空気の中に小屋が現れました。

また、静かな1日の始まりです。

 

竜頭ノ滝~滝上間に出没していたくたびれたキツネ君、見かけなくなったと思っていたら、うれしいことに今シーズンは若い個体に出会えました。

 

車から降りて、声をかけながら近づくと「なんだろ?」と言った顔でこちらを向いて暫し見つめ合い。

 

強風に、雪に試練を与えられ、どんどんと倒れて行く敷地周辺のシラカンバたち。
1本の幹が折れた二股の樹の間からウラジロモミの実生が根を落としました。
シカネットを掛けてあげようかなあ。。。♪

 

春先に一斉に白い花を付けたシロバナノヘビイチゴは、ふっくらと紅い実を付けました。

う~~ん。美味しいんです。ミルクいちごみたいで♪♪

 

雨の多い今シーズン。久々に訪れた湯滝は水量が多く見事でした。
滝下には雪害で倒れた樹木が横たわり、滝の流れとともに荒々しい自然を見せつけています。
観瀑台がきれいになりました。

(ライブカメラ)http://www.yutaki.com/livecamera.shtml

 

湯ノ湖畔の国道側では、毎年ベニサラサドウダンが紅い花を付け楽しませてくれます。
しかし、今年はあっという間にシカに樹皮を食べられてしまいました。
20本ほどの樹がことごとく食害に合い、どれだけ生き残る部分があるか、痛々しく、悲しいことでした。

 

戦場ヶ原に飛び交うシジミチョウ。
ハクサンフウロのピンクとバックの緑に包まれた美しくかわいい姿に歓声がわきます。

 

左手にライト。右手のカメラをズームアップ。キー、キーと鳴くフクロウの姿をとらえましたが、超ピンボケ。


それでもフクロウに逢えたうれしさ。。。お分かり下さいませ。
書物によると、この声は求愛の声だそうです。

07花とチョウ
飛び交うシジミチョウ「(戦場ヶ原)

08フクロウ

フクロウの求愛の声は「キーキー」