Archive for category 会員便り

光徳小屋だより・H23/11

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★
 「雪囲い」の設置ヨシ
 
 男体山は冬模様
 
 男体山火口に初冠雪(12日)
 
 「ハチ激とれ」が活躍
 
 外来種のアメリカイヌホウズキ
月が替わり奥日光は一足飛びに冬に突入かと思いきや。。。
17、18日は雪模様で「とうとう冬。」と思い、
あわててスタットレスタイヤへの履き替え依頼。
ところが19日は一日雨。例年だったら雪だよねと。
これが雪なら結構な積雪量のはず。ラッキー!!
東照宮はまだまだ紅葉の話題。
市内と日光光徳小屋の高度差をまたまた感じます。
まだ、最低気温は-3.8℃を記録したところですが、
14日に本棟水道の水抜き、17日には小屋の雪囲い。
燃料の確保を手配して、小道の目印棒を確認。
積雪量のメジャーを立て、除雪機点検、雪かきスノップも出して。。。と
あれやこれやと越冬準備。

冬の景色になった戦場ヶ原国道は寒々しく、
男体山も原っぱもズミやホザキシモツケの木々もすっかり冬模様。
冬枯れの木々に小鳥の様子がよく見えるようになり、
アトリの40~50羽の群れが4~5群、立て続けに飛び立ちました。
本棟前のズミの木やツルウメモドキを狙ったサルが毎日やって来ます。
自然も冬支度???

10月の小屋と一変した小屋周辺の風景。

男体山の上を流れる雲は、冬が来るよ~~と言いながら流れているようで。。。

12日に男体山火口には初冠雪。

さて、今年裏の車庫にはスズメバチが出入りして、「ハチ激とれ」が大活躍。
ハチが満杯になったカップに張り付いたハエは羽を広げたまま死んでいましたが、
体のブルーがとてもとても美しくて。。。

せめてお野菜をとプランテーの小さな菜園。
分らない芽が出てきたので育ててみたら、なんと外来種。
アメリカイヌホウズキというのだそうです。
園芸用土にもいろんな種が入っているのだとビックリ。早速除去。

やっと二社一寺のライトアップに出かけることができました。
二社一寺のライトアップはTVの映像ほど感激はなかったのですが、

輪王寺前の逍遥園の庭園では紅葉が池に映り、

地の底まで届くような深みの中に紅葉がどこまでも深く入り込み、

3Dのようで、日常と違った感覚を味わいました
 「逍遙園」のライトアップ

竹林の手入れ・H23/11

真岡在住の上野(S40政)です。

10月の地域の諸行事(公民館まつり・運動会など)は一段落。

季節が晩秋に向かい、田舎暮らしの生活も冬支度です。

 

 1 2年前の状態
 
2  間伐が進む
 
 3 現在の状況(1と比較)
 
 4 伐採した竹材は有効利用

そこで、道路と用水堀に挟まれた竹林の間伐に励んでいます。

竹の伐採は秋が適季。水分が少なく虫が付きにくいのです。

 

 

しかし、現在は竹材を利用することはなくなり、竹林は荒れ放題。

そこで一念発起して、2年前から間伐に挑戦。

「傘をさして歩く」にはほど遠いのですが、日当たりと風通しを良くしてタケノコが出やすくするのです。

 

切った竹は竹炭にしたり、ボイラーの燃料にして活用しています。

 

 

精進の成果を2年前の写真と比較してご覧ください。

カーブミラーの先はすべて伐採して更地となりました。

 

蛇足

10数年前まで、当地方の孟宗竹は東北沿岸の養殖漁業の資材として利用されていました。自然の素材なので環境負荷が少なく、評価されていたのです。

枝の部分は竹ボウキの材料にしたのですが、安い輸入品の流入と伐採業者の高齢化に伴い、次々に幕を下ろしてしまいました。

 

 

 

富士登山記・H23/08

高等科28年卒の大久保 直重です。山歩きを趣味として、全国各地の山に登りましたが、今回は富士登山について投稿いたします。

 
成就ヶ岳に日の出のシルエット
 
突然雲の中から真っ赤な太陽が

 
剣ヶ峰を背に記念撮影

 
最高峰・剣ヶ峰での証拠写真
 
 オンタデが一面に咲く

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


 ・昨年(平成22年)数え年の喜寿で富士登山をし、その年に登った人の年齢順に230番目/1,243名中で最高齢は96歳。まだまだとは思っていましたが、どうしても一緒に登ってほしいと友人に乞われ、今年もまた登ってきました。
・せっかくだからルートは新しいところにしようと、富士宮新五合目から登り、お鉢めぐりをして御殿場ルートを本六合目まで下り、そこから宝永山を経由して富士宮新五合目に戻るルートにしました。

・お盆過ぎに登頂することにして、天気予報を毎日チェックし、登山日を決めることにしたのですが、今年はお盆過ぎから雨が続き、なかなか決行できずにおりました。
・そろそろ吉田の火祭りが始まり、夏山登山の終了日が迫り、山小屋も閉まってしまい、登山出来なくなってしまうと危惧していたところ8月25日なり、28~29日が何とか天候もよさそうと急遽準備にかかり28日の4時に真岡を車で出発しました。

・新五合目に10時着。雲がかなり多い。下ってきた人は昨日は雨。今日は日の出も見れなかったと。内心大当たりに、万歳!

・11時半まで高地順応でぶらぶらし登山を開始する。ゆっくりゆっくり歩く。この辺りは宝永山へ行く人も多く、日曜日だから下ってくる人が多い。
・歩きやすい道で新7合目へ13時03分。10分休む。八合目へはかなり急で標高差500mに2時間かかる。今日の予定は九合目の万年雪荘。あと200m。

・五歳の子。赤ちゃんを背中に登ってくる若い男性。外国人といろいろな人。今流行の山ガールも目立つ。
・16時15分。ほぼ予定の時間に万年雪荘に無事到着。今日は予約なしでもいいといわれるくらい登山者は少なくなっている。
・夕食は5時30分。カレーライスにお茶。富士山物価はペットボトル、アンパン400円。ビール800円と4倍。トイレだけの利用はどこも200円。パソコンでクーポン券を出して無料で400円のホットコーヒーを飲む。
・早くに横になり、2時半に起床。弁当を半分食べ、ダウンを着込み、冬支度(気温2度ぐらい)で出るが、風もなく、満天の星空に大満足。
・富士宮ルートは吉田口ルートよりかなり歩きやすい道で、1時間少しで順調に頂上の奥宮へ着く。日の出を見れる場所を確保しようとするが方向が分からない。 
・下が雲海で、時間が近づいても明るさが変わらない。成就ヶ岳に日の出撮影のシルエットが*1。
・5時11分、突然雲の中から真っ赤な太陽が現れ、歓声。地平線からの日の出でなくどうして?*2 
・これから目指す剣ヶ峰を背に記念撮影*3。双子の山は三島岳(文殊ヶ岳)富士山には7つの山があるのをご存じだろうか。 日本一高い剣ヶ峰では友人と時間も早いので並ばなくて撮影できお鉢めぐりへ。
・大沢雪崩の近くでは影富士がくっきり。剣ヶ峰では友人との証拠写真*4。登った南アルプスから八ヶ岳と素晴らしい展望に大満足。
・久須志岳で朝食。久須志神社で御札を頂き、御殿場口へ。もう頂上の土産小屋は閉鎖のところがちらほら。
・御殿場ルートは道幅も広くジグザグ道でアンツーカ状の砂は少し滑りやすいが歩きやすい。
・七合目からは砂走りの黒い細かい砂道で足を潜らせながらトントコトントコ走って快適に下れる。
・本六合で宝永山へ分岐。なだらかな尾根道を歩く。ガスが御殿場側から上がってきて宝永山は見え隠れ。頂上の石版で証拠写真。
・3つの火口が同時に爆発したという珍しい火山で、それだけに噴火のすさまじさが村を砂で埋め尽くしてしまったほど。
・オンタデが一面に咲いている*5.この植物は地下でしっかり根を張り巡らせて砂地にたくましく生き、砂の流出防止もしている。富士山にはこの植物しかないと思うほどいたるところにある。あとはところどころに可憐なイワツメクサが咲いている。
・下り道でにぎやかに登ってくる台湾のグループと国際交流。日本語で話してくれる。おいしい豚肉の乾燥肉に甘い中国のお菓子をごちそうになる。
・今日は12時のシャトルバスの後は15時までないので御殿庭へ寄らず11時半に新五合目へ無事戻る。 バスに乗車したら雨。素晴らしいラッキーな登山に感謝。

 

光徳小屋だより・H23/10

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★
 秋が深まる光徳小屋
 
 落葉の絨毯(ミズナラ)
 
 男体山を「紅葉の額縁」で飾る
 
 晴天の男体山
 
竜頭の滝の紅葉(上流から)
こつん。こつん。と音がして、「ん?」と外を見ると雨。
世界中が雨の洗礼を受けているような今年、
例年より若干遅れて始まった紅葉は、
強い雨に打たれてあっという間に葉を落としています。
紅葉を残し冬枯れになって行く瞬間もなかなかの風景ですが、
もうちょっと鮮やかな時間をくれてもいいのになあ。。。と
一瞬に過ぎた色彩の変化に心がおいて行かれるようです。。。

20日を過ぎた今日、小屋周りはすでに冬枯れ。
敷地内のあちこちに浸み出した地下水は
この冬どんな現象を起こすのでしょうか?
そろそろ冬支度の日光光徳小屋です。

オコジョで大騒ぎをした先月ですが、
今月は2回もヤマネに遇った方が。
ほんとにほんとにうらやましい!!

さて、すっかり紅葉に包まれた日光光徳小屋。
雨で一気に葉を落としたミズナラの下は落葉の絨毯。
男体山も紅葉の額縁に納まり、
間近の山頂付近も装いを変えて。。。
ちょっと遅かったけれど素晴らしく鮮やかな竜頭の滝上。
半月山半ばの駐車場からはでんと居座った男体山と中禅寺湖。
半月山頂上付近の駐車場からは、
カラフルな山肌とダケカンバの枝が作る楽しい造形。。。。
奥日光の紅葉でまとめてみました♪

 半月峠から男体山と中禅寺湖を望む  半月峠からの紅葉
 

光徳小屋だより・H23/09

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★
「湖」状態の小田代ヶ原
 
「青」が溢れる千手ヶ浜
 
川幅を広げた小屋前の小川
 
小屋は秋の気配
9月。立て続けの台風。。。
奥日光は湖が、川が、山がすっかり水ぶくれになったようで、
いつまでたっても川の流れの勢いは戻りません。
本棟前の斜面にできた穴は何が掘ったのかなあ?と思っていたら
犯人はなんと雨水。湧水が流れ出ています。
風は冷たく、天高く、空は青く、雲薄く。
どんどんと木々の緑が柔らかくなり、
川風をまともに受ける竜頭滝上付近はもうそろそろ紅葉かと。
小屋周りも黄色くなりつつあるツタウルシ、赤やオレンジのヤマブドウ。
シカにぐるりと樹皮を食べられたカラマツは早目に黄色く。。。
湯元のウサギ島もそろそろ色変わりが始まったようで、
紅葉のニュースがにぎわい始めるのももうじきでしょうか。
さて、台風で大雨を受けた小田代ヶ原、
現在は小田代湖状態で湖の話題沸騰ですが、
一面のノアザミや草紅葉も今年は見ることができません。
4年前に同じように湖となり、やっと復活してきた一面ノアザミの風景でしたが、
また、徐々に徐々に紫を広げてくれるのを待つしかないようです。
千手ヶ浜には波が打ち寄せ、
空と湖と山がさまざまな青であふれています。
小屋前の小川は階段下まで川幅を広げ、ちょっと風体を変えています。
小屋周辺の木々も心なしか色あせてきたような、柔らかい緑になってきたような。。。
小川向こうのウラジロモミには今年も紫の松ぼっくりが
にょきにょき顔を見せています。
そして、雨上がりの朝、ズミの木には天使のはしご。。。
紅葉の秋が過ぎるのは速く、冬への突入もあっという間でしょうか。
また、冬が近づいています。

 ウラジロモミに

紫の松ぼっくり

 ズミの木に「天使のはしご」が・・

霧降ハウスに牡鹿

S37卒の鍋谷 汎・千賀子です。

 思い出の「愛の巣」に訪れた牡鹿
 
堂々とした「森の王者」の貫禄

霧降のセカンドハウスには、千客万来。

親戚・友人のほか、野生の動物諸氏も多数です。

前回はキジ君の訪問をご報告しましたが、今回は「牡鹿」君の訪問です。

子鹿のバンビも成長して、森の王様に・・・

この鹿は、私のハウスを建てる前は、その場所が自分達の「愛の巣」であった?ようで毎年のように現れます。

この写真は去る9月7日に横浜在住の後輩がやって来た際、ハウスのすぐ前に角の大きくなった牡鹿が現れ、後輩を驚かせた時のものです。

 

 

 

光徳小屋だより・H23/09台風特集

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★
 雨水桝からこんこんと湧き出す
 
 普段は枯れた御沢もご覧のとおり
 
 湯滝はすごい水量
 
 華厳の滝も恐ろしい水量
雨ばかりの今夏、とうとう大型の台風。。。
数年前の大型台風より暴風の勢いは弱かったようですが、
ひたすらの雨量にはうんざりしました。
小道の坂の砂利が流れるのではと心配で眠れませんでしたが、
ここ数年で学習した水抜き溝を増やしたおかげで思ったより
被害はなく、最初はローでも上るのを嫌がった四駆のRAV4が
台風の合間の補修でスムーズに上れるようになりほっとしました。

小屋斜面の雨水のはけ口の雨水桝からは、
吐け切れない水が数日間こんこんと湧き出して、
いつも何のためにあるの?と思うほど枯れた御沢
(光徳街道/カエル橋)も川になりました。
台風一過の小雨の中の湯滝、竜頭の滝、華厳の滝。。。
すでに濁流の色はなく水しぶきが白く、
轟々となる滝の音をバックに飛び跳ねて、
増水で太った華厳の滝は、とっても短く見えました。

水面を桟橋まで上げた中禅寺湖では
スワンボートが湖岸に仲良く避難。。。
湯ノ湖滝口の橋からの流れは、一面の大川に変身していました。

そして今朝、肌寒い起床。
ちょっと心淋しいような秋風を感じる一日の始まりとなりました。

大雨をご心配いただきました皆様。。。
日光光徳小屋は大丈夫!!
ご心配いただきましてありがとうございました。

 中禅寺湖・スワンボートも湖岸に避難
 湯の湖・湯滝付近の水路も大川に・・
小田代「湖」が出現(9/9朝日=編集者が挿入)

 



                    

震災からの復興報告③

真岡市在住の上野(S40政)です。

 復旧工事開始
 小学生が見学しています
 目出度く完了しました
炭焼小屋の柱を土台にはめ込む
 筋交いなどで補強する

震災の復旧には時間がかかりますが、着々と進んでおりますのでご報告いたします。なお、詳細はつぎのアルバムをご参照ください。

http://picasaweb.google.com/kampuuen/

1門柱の復元

門柱は道路拡張に伴い、数年前に作り直したもので、御影石の角材を5本積んだシンプルなものです。

これが地震の揺れの方向(西側=内側)に倒れてしまいました。

危険性がないので、急がなかったのですが、親戚の石屋さんの都合がついたので復旧工事をしてもらいました。

幸い作業のしやすい場所だったので、作業は思ったより早く完了しました。

 

2大工さん

大工さんの出番は沢山ありました。小学校の同級生ですが、近くに住んでいるので細かい作業も普段からお願いしています。

今回は痛んだ壁の下地づくりや炭焼小屋の柱の復旧などです。

炭焼小屋は柱が土台からはずれてしまいました。これをジャッキで持ち上げ、土台にはめ込むのですが、結構苦労しました。

もちろん、私も作業員の一人として活躍?しました。

3左官屋さん

和室の京壁のカドがすべて痛みました。大部分は部分補修ですが、全体が崩れ、下地材から作り直す場所もありました。

まず、大工さんが石膏ボードを張り、左官屋さんが下地塗りから仕上げまでを担当。下地の乾燥から仕上げまで結構日数がかかりました。

 
左官屋さんの名人芸にビックリ
 仕上げ塗り完了。乾燥を待つだけ。

 

 

光徳小屋だより・H23/08


★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★
 男体山に虹がかかる!!
 
 夏の空と光徳小屋
 
 夏色の斜面
 
 鹿に幹を食べられたカラマツ1
 
 鹿に幹を食べられたカラマツ(アップ)2


うわー!やっとお天気♪と起きしなに一声。
ところが徐々に日差しが消えて、え~~!また雨!!の繰り返しの今年。
本当に雨が多くて、瞬時瞬時に真夏が去って行くようでした。
そうです。すでに風は秋風の気配。
そんな中、小田代ヶ原でオコジョにあった人がいて、
男体山の上には素晴らしい虹がかかったりの8月、
朝ふと窓から外をみると
「え!!カラマツが!!!。。。」
シカが食べないと言われていたカラマツがぐるりと皮を食べられて。。。
バイケイソウもシロヨメナもシカは食べないと言われながら
どうも食べられた形跡ありで「う~~~ん」と言っていたのですが、
人だって好き嫌いがあってなんでも食べるのだから、
シカだって好き嫌いがあるんだろうなあと一人納得したことでした。
小屋周りはシカが増えてなんだか小屋に近づいて来たような。。。
男体山にかかった虹。
今年の夏の小屋。
斜面も夏色。
幹をシカに食べられた斜面のカラマツ。2点
そこには、樹液を狙ってか、たくさんのアリと虫が。。。
さて、先月の写真がみずみずしいとメールをいただきました皆様へ。。。
こんな雨の多かった奥日光のせいでしょうか?
新しいPCのせいでしょうか?
今月は、ちょっと手抜きのお便りにて。。。
☆☆☆☆☆


 樹液屋食堂に集まる虫たち
 




                    

光徳小屋だより・H23/07

 

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★
今年の7月は本当に雨の多い日々となりました。
 
 夏雲の光徳
 満開のニシキウツギ
 
 霧漂う日光光徳小屋
 静かな湯の湖
 私の手品はノリウツギ
 エゾハルゼミや、コエゾゼミがウワン、ウワンと鳴き騒ぐのも短時間ですぐにシーンと静かな空間に変わってしまいます。
陽が差すと鳴き、日がかげると鳴きやんでしまうげんきんなセミたち。

まだまだ日差しの時間が足りず、鳴き足りずにストレスが溜まっていないかとちょっと心配。。。

 7月に入ると待っていましたとばかり、ズミが、ニシキウツギ、ノリウツギ、ワタスゲ、ツルコケモモ・・・が
先を争って咲き乱れては散って行きます。

コメツツジはかわいい花をつけ、 ホザキシモツケはピンクの穂であたりに彩りを添えはじめました。

それにしても、木も草花も白い色の多いこと。・・・なぜ?

そして拾った鳥の羽は、うれしいことにフクロウの羽♪
昨年小屋に来たフクロウが「キーッ!キーッ!」と鳴いたので、
まだ「ホー。ホー。」と鳴けない子フクロウかと思っていたのですが、 なんと求愛の声だったようです。
最後の日に2羽が姿を見せ飛んで行ってしまったのですが、 きっとつがいになったのでしょう。
それからは、決して小屋周りに来なくなってしまいました。 明け方、遠く遠くに鳴く声が聞こえます。 

さて、絵になる霧漂う日光光徳小屋。 雨の合間にちょっとだけ姿を現した、緑と白と青の夏色の空間。

今年、小屋のニシキウツギは見事な色合いで満開となりました。

湯ノ湖も静かで、涼やかな風景を作り出します。

霧がかかっては流れ消え、瞬時姿を見せたかと思えば、 すぐにベールに覆われる温泉ヶ岳頂上付近からの切込湖・刈込湖。 

昔糊に使ったというノリウツギは葉っぱを切っても糊でつながり、私も手品ができました。

これから、8月。 戦場ヶ原の夏はピークを迎えます。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

(編集ソフトを変更しました)

 


 

 


 

 

 

 

 温泉ケ岳頂上付近から切込湖・刈込湖を望む