第70回技術交流会のご報告

■ 開催日時:2012年12月8日(土)14:45~17:15

■ 開催場所:南7号館101教室

■ 講 演:

講演1:「植物が日長を感受して花芽をつくるしくみ」        14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講 師:理学部生命科学科 清末 知宏 教授

講演要旨(予稿より)遺伝子組換え植物は私たちの生活に身近なものとなってきています。実際、遺伝子組換えのカーネーションやバラ、遺伝子組換え大豆を使った食品などは簡単に購入することができますし、日本が輸入している家畜飼料のトウモロコシはほとんどが遺伝子組換えです。また、最近では遺伝子組換えパパイヤの輸入が解禁されました。私たち基礎研究者はこの遺伝子組換え技術を生命のしくみを理解するために用いています。研究材料にはカーネーション、バラなどではなく、モデル植物を使っています。講演では、遺伝子組換えとモデル植物シロイヌナズナを使った花芽形成時期を制御する遺伝子についての私たちの研究をご紹介したいと思います。

講師紹介:1987年  筑波大学第二学群生物学類卒業

1992年 筑波大学大学院生物科学研究科生物学専攻博士課程修了

1992~1995年   理化学研究所基礎科学特別研究員

1995~1996年   理化学研究所ライフサイエンス研究協力員

1996~1998年   日本学術振興会海外特別研究員(ワシントン州立大学、カリフォルニア大学バークレー校)

1998~2000年   岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所助手

2000~2003年   香川大学遺伝子実験施設助教授

2000~2003年   岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所客員助教授

2003~2007年   香川大学総合生命科学実験センター遺伝子実験部門助教授

2007~2009年   香川大学研究推進機構総合生命科学研究センター遺伝子研究部門准教授

2009年~      学習院大学理学部教授 現在に至る。

                

 

講演2:「洋蘭の原生地を訪ねて」                     16:05~17:15(質疑応答10分)

講師:ベトナムオーキッド 代表 葛城 茂敬 氏(昭34化卒)

講演要旨(予稿より)私は東南アジアに生えている珍しい蘭を採取して育てることを趣味としていましたが、近年蘭の輸入販売を始めてからはその現地での採集から遠ざかってしまいました。

本日は皆様に私が体験した蘭の原生地での魅力・様子等をスライドでお見せしたいと思います。

どうぞ、気楽にご覧下さい。

講師紹介:1936年5月 東京に生まれる。女子学習院付属幼稚園、学習院初等科、中等科、高等科を経て

1959年3月 学習院大学 理学部化学科卒業

1959年4月 旭硝子㈱入社.建築用板ガラス、ガラス繊維複合材、グラスウール、断熱・吸音材、プラスチック眼鏡レンズの生産販売に従事

1996年10月 旭硝子㈱退社後、東南アジア 主としてインドネシア、ベトナムで野生欄を採取・栽培して日本で販売し現在に至る。

              

  

 

会:17:30~19:30

場所:ホテルメッツ目白1F レストラン「フィオレンティーナ」

      

 

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技術交流会はどなたでもご参加いただけます。下記宛にメールをお願い申し上げます。またアドレスをご登録頂くと開催の都度、ご案内メールを差し上げます。

〒161-8691 落合郵便局私書箱第55号 学習院大学理学部同窓会技術交流会

メールアドレス:《rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp

 委員長  葛城 茂敬

 事務局長  齋藤 正

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次回(第71回)技術交流会は来年1月18日(金)にアサヒビール茨城工場(つくばエクスプレス守谷)の見学会を開催いたします。終了後には理学部同窓会の新年会を兼ねて懇親会を行います。皆様、奮ってご参加下さい。

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