Archive for category 会員便り

光徳小屋だより・H22/07

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

7月上旬はずっと雨続きで梅雨がない奥日光なんて誰が言ったの?と愚痴ってしまいそうな雨量でした。


ところが東京の梅雨明け宣言の翌日、奥日光も夏一色の晴天となりました。


それからは晴天続きでしたが、24日の土曜日からは
夕刻から夜に掛けて毎日のように雷雨、しかも豪雨となり、やっぱり山の天気だなあとなぜかほっとしたりもして。。。


東京の気温の上昇を横目に
最高気温31℃が1日あっただけで、毎日が30℃以下の光徳小屋は日陰に入ると涼やかで、本当に申し訳ない思いでした。




夏休みに入り、奥日光のハイシーズン。。。

修学旅行の生徒さんの声が斜面の奥から聞こえます。


そして、光徳牧場のアイス売り場には長い行列ができ、
風景も人口も車の数も夏を物語っています。



さて、そんな夏になった光徳小屋のある日、

斜面に光りが差し、美しい風景が。。。

光徳街道ではこんな光りがたびたび見られ、まるで宗教画の世界です。



そして7月上旬の男体山山頂付近、イワカガミがあちこちに群生していました。


湯元の駐車場の竹やぶにはベニテングダケ?が群生。

傘が直径20センチほどもあるものもありました。

20個ほど生えていて見事でしたが、食べられるという事もあってでしょうか、あっという間に姿を消してしまい、がっかりしました。



緑一色だった国道脇には中旬から可愛いピンクがぽつぽつと姿を見せ始めました。


花が穂になるホザキシモツケ。

これからしばらくの間、小田代原、戦場ヶ原がピンクの絨毯となります。



さて、数日前の斜面奥、サル軍団のお出ましです。

この日は13匹でしたが、時には30匹ほどで斜面全体を占領することもあります。

まだまだ人を警戒する野生がありますが、これが小屋周りをうろうろしたら怖いですねえ。



また、数日前の夜には鹿の光る目が13頭。

エゾハルゼミの声が少ない今年ですが、サルと鹿は健在?



本日のお昼には、理学部のゼミが流しそうめん。


皆様もお越しの際は是かがでしょうか。。。

宗教画の世界
男体山山頂付近のイワカガミの群生
食べるとおいしい?ベニテングタケ
ホザキシモツケはピンクの穂先
悪役・サル軍団のおでまし
流しそうめんを楽しむ皆さん

山ツツジ満開の霧降を訪問

S40史卒 飛田です。生まれは東京ですが現在は宇都宮に住んでいます。

鍋谷ハウスの山ツツジ

前会長の鍋谷さんからお招き戴き、大勢で霧降高原を訪問しました。

折から山ツツジは満開。燃えるような花の前でのツーショトです。

鍋谷ハウスと満開の山ツツジ

霧降高原の鍋谷ハウスからの眺望

今年のツツジは例年になく見事でした。

他の写真もごらんください。(鍋谷)

http://ouyukaitochigi.web.fc2.com/kirifuri01/kirifurinoharu.html

「きり絵」、紹介します(その1)

S28高卒 大久保 直重

_中山道という街道がある。江戸時代に整備された5街道の1つで、日本橋から京三条大橋までの533.9km、

その間に69の宿場がある。厳密には守山までで、その先京へは東海道と合流する。

_平成13年4月15日を第1回の街道歩きとし、3年掛けて1宿づつ歩き平成16年3月11日に
京都三条大橋にたどり着いた。その間歴史講師がガイドになり、街道の見所、歴史の勉強と、
そして仲間つくりが出来、楽しい旅をしました。

_以来街道歩き”バカ”になり、日光街道、御成道、奥州街道、甲州街道、例幣時街道と歩き、

今は鎌倉街道中道(なかつみち)を岩槻から二子多摩川まで歩いている。

_街道歩きにはまってしまったのもそれぞれの地で可なり自分史に関わっているところがあり、

写真入で”てくてく歩記”をしたためているが、家族はぜんぜん見ようともしない。きっと私
の亡き後にそうだったのかと見てくれてもいいと思って綴っている。


_この街道歩きの最初に”てくてく歩記”と”きり絵”を作ろうと決め、絵になりそうな所の
写真を撮りまくった。残念ながら写生をしている暇はないので。

_きり絵は前の年の9月頃から始めて、白黒の版画調の表現はなかなか面白く、はまりかけていた。

しかし街道歩きが終わってもなかなかきり絵に着手できなかった。当時は未だオリジナルを

起こすきっかけがなかなかなかったが、街道歩きが終わって1年後に「妻籠宿」を完成させた

ところ、従妹にこれ欲しいと乞われ、これはいけると!と。以来順調に年2~3作るようになった。

 

 

 

_木曾は私の両親が住んでいたことがある。もっとも場所はここではなく、王滝だが、 新婚時代をすごしていた。王滝の古い旅館を学生時代に尋ねたら父のことを覚えてい てくれて、木曾のしゃもじの葉書をお土産 に貰った。昭和30年ごろだった。まだ森林 鉄道があり、乗った。 _その後この街道歩きのほかに大学の実習 で訪問したことがあるので同期会を開き、 何回か尋ねるが、趣があり、いい所。 _きり絵は多分3作目か4作目だと思う。いつもそうだが、気に入らないところが出来て作り直している。

馬籠宿は気に入った構図の一つで、平成18年の秋の国民文化祭出展し、入賞した作品です。

_陰とそうでないところの表現に少し苦労し、妻籠宿の冬の明るい表現にたいし、雨上がりの少し

暗い表現を和紙でかもし出してみました。

 

平成18年6月23日 もの想う旅人 47x62cm

 

(段落替えの一文字スペースが入らないのでアンダーバーで代用しました)

 

光徳小屋だより・H22/06


★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

 

5月になったのに春はまだ?と何度思ったことでしょう。
6月になってもはっきりしませんでしたが、
第2週目に入ると晴れ続き。

空の青、白い雲、木々の新緑。。。背景の山の青緑。
奥日光はすっかり夏色に包まれて。

早朝、山裾に漂う霧は、太陽の陽射しとともに山の上に流れていきます。

 

カエデの新緑

あたり一面が澄み切ってどこまでも清清しい自然に

心までもが浸されるようです。


遅れ遅れの季節の移ろいに、花々たちも咲き遅れ、
ズミは例年の1週間遅れで満開となりました。


陽射しの少ない6月でしたが、
合間をぬってはエゾハルゼミが大鳴きし、
ウマノアシガタも黄色く輝いて咲いています。


さて、6月上旬にカエデはぽつぽつと新芽を吹いて、
青空をバックに可愛い模様を作ります。


どんどん姿を見せる虫くんや蝶たち。
美しいミヤマカラスアゲハは、タンポポにとまって


黄色に映える羽の色を自慢しています。

中禅寺湖は青と緑と白と。。。
そして雪をちょっぴり残した白根山を背景に。。。


中旬になると、思わせぶりなハルニレがやっと
そろそろ出番かなあと新芽を見せ始めました。

下旬、熊さんの通り道とも言われている人の行かないやぶの中、
源流は苔むした石や岩の間


見るからに冷たそうな澄んだ流れを作っていました。
日光光徳小屋もすっかり緑色にうもれました。


新緑の中に是非お越し下さい。

(HPビルダーを併用してみました)

 

ミヤマカラスアゲハ
夏日の中禅寺湖
新緑のハルニレ
緑に包まれた光徳小屋
湧水が源流となる

光徳小屋だより・H22/05


5月25日の光徳小屋

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

5月。日光市内から始まった新緑は
いろは坂に柔らかい緑のトンネルを作り、中宮祠までたどり着きました。

5月中旬にやっと満開となったヤマザクラは、
初夏のような気候であっという間に花びらを落とし、
一緒に咲いていたアカヤシオが、ヤマツツジに、トウゴクミツバツツジに代わって行きます。

いろは坂では、道路脇をセイヨウタンポポ、ハルザキヤマガラシが黄色く彩り始め、
あ~~あ、また外来種除去の季節かあと思いながら石垣を見ると
ヒメウツギの白い色があちこちに。。。

ミズナラの多い竜頭から光徳は、まだ冬枯れのような木々。
それでも日光光徳小屋周辺は、カラマツが一番にまばゆい緑を見せたあと、
シラカンバがまばらな緑の帽子を着けて、
ズミ、ウリハダカエデ、いろんなカエデたちは赤いキャプの合間から
新緑の気配を見せ始めました。

まだ冬枯れの光徳街道

足元にはタチツボスミレ、シロバナノヘビイチゴが咲き始め、バイケイソウ(今年は咲くのでしょうか?)の群落が陣地を拡大し、

ハルカラマツ、ネコノメソウが今にも咲き出しそうです。
そうです、タンポポもまだまだ小さいながらお花畑。タンポポ摘みが今年も続く。。。。。

春の訪れを教えてくれるキセキレイは毎朝うるさくさえずり、
車のバックミラーに写った姿が気に入ったのか、争ったのか、
きれいにしても、きれいにしても、毎日フン攻撃を仕掛けてくれました。
鳥の声は数多く、カラ類を始め、ミソサザイ、センダイムシクイ、ツツドリ、
カケス、アカゲラ、コゲラ・・・
今年は、センダイムシクイ、ルリビタキ、オオルリを確認できました。

そして、何とアオサギが本棟の小川に。。。
光徳は、冬から春を越えて初夏になるようです。

5月25日の小屋。
毎年やってくるキセキレイ。

常連のキセキレイ

朝露は、キラキラと宝石箱のように色とりどりに輝きます。

朝露が光る

ピンボケですが、どうしても観ていただきたくて。。。

すでに地面を埋め尽くす勢いのタチツボスミレ。

まだまだ冬枯れの光徳街道。

空の水色に美しい配色の、新緑の帽子のシラカンバ。

金精道路脇の山々は自然の絵画のような色彩と造形。。。。。

初夏に向かうお便りとなりました。

タチツボスミレ

 

 

新緑の帽子のシラカンバ

 

 

金精道路から見た絵画のような色彩と造形

 

僕の趣味はSL写真

S.54年高等科卒の内田です。中等科在学中、学友とSLの写真を北海道まで撮りに行って以来、しばらく中断しておりましたが、最近再びSLの撮影を始めました。御笑覧いただければ幸いです。


①真岡鉄道 北真岡―西田井
冬の五行川を渡る。鉄橋の下で休んでいた鴨達が、
SLの通過に驚いて飛び立ちました。

②大井川鉄道 青部―崎平
桜の季節になると、静岡県の大井川鉄道では昔ブルートレインで使っていた「さくら」のヘッドマークをSLに取り付けます。学習院に因み、この写真を選びました。


真岡鉄道・西田井駅で

③真岡鉄道 西田井駅
つつじ、鯉のぼりで5月らしさを出そうと思いました。あまり煙も出さず、ゆっくりと発車して行きます。
栃木を走る真岡鉄道はのんびりした雰囲気が随所にあります。

http://www.city.moka.tochigi.jp/mokasl/

投稿写真の一例

(HP担当上野です。皆様方の投稿をお待ちしております。これは、その一例です)

11月は当地方では紅葉の季節。雨上がりの庭先のナンテンです。冬になると小鳥たちの命を繋ぐ糧となる。

雨上がりの晩秋。ナンテンに雫がのこる。

学校は春休み・・・市内の史跡見学

S40政卒、真岡市在住の上野です。

桜の花が咲いた行楽日和。孫3人と市内の「桜町陣屋跡」に。二宮尊徳ゆかりの陣屋(役所)です。

名のとおり、桜は満開にちかく、花の下でおにぎり弁当を開きました。

(参考)

http://www.miyatasan.com/~yagifau/fujinamiism/sakuramachi.htm


学生時代の記録・1960年代

皆さん、こんにちは。S40年卒(政治)の上野です。

リタイア後、保管してあった学生時代のネガをスキャナーでデジタル化。すべてモノクロ・・・セピア色の世界です。

多くは油まみれの自動車部のものです。CDに編集して、昨年暮れに仲間に渡すことが出来ました。

その一端をグーグルの無料コーナーにアップしてあります。

つぎのURLをクリックすると参照できます。オールドエイジの方には懐かしくご覧いただけます。

箱根バイパスでの記念写真

http://picasaweb.google.com/gaaphotos65

この写真は東海北陸遠征(S37-1962)の際、箱根バイパスでの記念写真です。



光徳小屋だより・H22/04

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★
4月のお便りに、
「春です♪」と言う言葉を入れたいと時季を見計らっておりましたが、
27日の昨日、雨からみぞれ、そしてまたまたの雪が。。。
積雪量21cmとなりました。

木々の枝先が赤くなり始め、
いろは坂では緑もうっすら感じられるようになっていますが、
晴れては雪、晴れては雪を繰り返した光徳の今年は
4月に降る雪の回数が多く感じられます。

25日、斜面からすっかり雪が姿を消して、春の陽射しを待っていました。
これでもう雪は終わったかと。。。

夜には鹿が出没し始め、ほんの出始めの草を探しています。
斜面にはネズミのトンネルが光徳の地上絵を描き始めました。
今年は広く地上絵が現れているので、きっとネズミが多くなるかなあと。。。
山のネズミは(ヒメネズミ、アカネズミ、ヒミズなど)とっても可愛いのです。
明方冷え込んだ朝、そのトンネルに霜柱の花が咲きました。
そして、春一番の虫。。。
青く光るツチハンミョウ。陽射しに誘われあちこちに出没。
毒を持っているので触ってはいけません。
が、時々気付かず踏んでいるようで。

山の天気は変わりやすく、空の雲も様々に変化します。
雲の合間から差し込む光りは、
一度しか観られない感動の映像を作り出します。

そして17日、雪の消えた光徳を37cmの降雪が被い尽くした日、

電線には雪のチューブができ、
斜面は何度目かのホワイトクリスマス。。。
春よ来い!