★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★
5月。日光市内から始まった新緑は
いろは坂に柔らかい緑のトンネルを作り、中宮祠までたどり着きました。
5月中旬にやっと満開となったヤマザクラは、
初夏のような気候であっという間に花びらを落とし、
一緒に咲いていたアカヤシオが、ヤマツツジに、トウゴクミツバツツジに代わって行きます。
いろは坂では、道路脇をセイヨウタンポポ、ハルザキヤマガラシが黄色く彩り始め、
あ~~あ、また外来種除去の季節かあと思いながら石垣を見ると
ヒメウツギの白い色があちこちに。。。
ミズナラの多い竜頭から光徳は、まだ冬枯れのような木々。
それでも日光光徳小屋周辺は、カラマツが一番にまばゆい緑を見せたあと、
シラカンバがまばらな緑の帽子を着けて、
ズミ、ウリハダカエデ、いろんなカエデたちは赤いキャプの合間から
ハルカラマツ、ネコノメソウが今にも咲き出しそうです。
そうです、タンポポもまだまだ小さいながらお花畑。タンポポ摘みが今年も続く。。。。。
春の訪れを教えてくれるキセキレイは毎朝うるさくさえずり、
車のバックミラーに写った姿が気に入ったのか、争ったのか、
きれいにしても、きれいにしても、毎日フン攻撃を仕掛けてくれました。
鳥の声は数多く、カラ類を始め、ミソサザイ、センダイムシクイ、ツツドリ、
カケス、アカゲラ、コゲラ・・・
今年は、センダイムシクイ、ルリビタキ、オオルリを確認できました。
そして、何とアオサギが本棟の小川に。。。
光徳は、冬から春を越えて初夏になるようです。
5月25日の小屋。
すでに地面を埋め尽くす勢いのタチツボスミレ。
まだまだ冬枯れの光徳街道。
空の水色に美しい配色の、新緑の帽子のシラカンバ。
金精道路脇の山々は自然の絵画のような色彩と造形。。。。。
初夏に向かうお便りとなりました。