場所:西5号館201教室
平成21年6月27日、理学部同窓会総会・講演会・懇親会が開催されました。
総会
・会議は井原智氏(42化)の総合司会により、理学部同窓会幹事会、定時総会の順で進められました。
幹事会は小野潤彌(34化)氏を議長に選出し、総会付議議案、決算案・予算案の審議を行いこれらを承認致しました。
総会は葛城同窓会長の議長で議事が進められ、2008年度事業報告、同決算報告、同監査報告、2009年度事業計画案、同予算案を審議致しました。議事は、葛城同窓会長より事業報告、事業計画説明のほか、小野同窓会副会長より決算、予算説明、深津弘子(40化)、斎藤正(42化)両監事より監査報告、野本元(33物)、池田昌隆(58物)、矢川暢芳(36物)の各氏より各担当委員会の活動に関する説明が行われました。総会ではこれらの議案をすべて満場一致で承認致しました。
講演会(第51回技術講演会)
■講演テーマ: 「脳の発生と進化について」
■講 師 : 学習院大学理学部生命科学科 岡本治正 教授
・理学部は1991年に生命分子科学研究所を設立し、基礎研究を推進して参りましたが、2008年には大学院生命科学専攻を、今春2009年には生命科学科を開設いたしました。
岡本先生は、「脳の発生のメカニズムから脳の進化と本質」を研究されており、神経発生を促す因子がFGFという分子であることを発見した、発生学では世界的な第1人者です。生物が単純な胚から出発して複雑な体を形作っていく際に脳神経系がどうやって発生するか、長年の謎を解明され、講演ではそれらを判りやすくご説明いただきました。また、発足間もない生命科学科での新入学生のご指導の様子など、温かくご紹介いただきました。尚、講演に先立ち同生命科学科の安達卓教授に岡本先生のご紹介を頂き、また講演終了後は同窓会員との活発な質疑応答が続きました。
講師略歴
講師略歴
1973年 東京大学医学部医学科卒業(医籍登録)
1978年 東京大学大学院医学系研究科第一基礎医学専攻博士課程 修了 (医博)
1978年 日本学術振興会奨励研究員
1980年 群馬大学助手(医学部附属行動医学研究施設)
1982年 東京大学助手(医学部附属脳研究施設神経生物学部門)
1986年 東京大学助教授(医学部附属脳研究施設神経生物学部門)
1995年 通産省 工業技術院 生命工学工業技術研究所 生体分子工学部 生体機能制御研究室 室長
2001年 独立行政法人 産業技術総合研究所 脳神経情報研究部門 総括研究員
2003年 同 脳神経情報研究部門 部門長
2008年 学習院大学理学部教授(化学科、生命分子科学研究所)
2009年 学習院大学理学部教授(生命科学科、生命分子科学研究所)
1978年 東京大学大学院医学系研究科第一基礎医学専攻博士課程 修了 (医博)
1978年 日本学術振興会奨励研究員
1980年 群馬大学助手(医学部附属行動医学研究施設)
1982年 東京大学助手(医学部附属脳研究施設神経生物学部門)
1986年 東京大学助教授(医学部附属脳研究施設神経生物学部門)
1995年 通産省 工業技術院 生命工学工業技術研究所 生体分子工学部 生体機能制御研究室 室長
2001年 独立行政法人 産業技術総合研究所 脳神経情報研究部門 総括研究員
2003年 同 脳神経情報研究部門 部門長
2008年 学習院大学理学部教授(化学科、生命分子科学研究所)
2009年 学習院大学理学部教授(生命科学科、生命分子科学研究所)
■懇親会
・ 引き続き、会場をレストラン「フィオレンティーナ](ホテルメッツ目白内)に移し、懇親会が行なわれました。
講演会、懇親会には、波多野学習院長、福井学習院大学長、藤原前理学部長、内藤桜友会長はじめ 院、大学、理学部、桜友会、各学校学部同窓会、各支部、父母会 等々各方面から多くのご来賓のご出席を頂き、ご挨拶ご祝辞を頂戴致しました。
院長、学長からは懇親会ご挨拶の中で、院、大学の近況と、改革、拡充の計画を、藤原先生からは生命科学科の設立報告、学部の入試、卒業生の進路等、理学部の近況についてご紹介頂きました。退職された先生方や在職中の先生方、在学中の院生、他学部同窓会の方々にも多くのご参加を頂きました。
同窓会は、懐かしい方々にお会いできるとともに、年代を越え、学部を越え皆様と楽しくお話が出来るすばらしい機会です。来年もまたお元気で、そして今年ご都合の悪かった方は来年こそ是非、目白でお会いしましょう。