■開催日時:平成19年11月24日 (土)
■開催場所:南2号館200教室
講演1:「学習院大学生命科学専攻及び生命科学科の創設 」 15:00~15:20
講師:化学科 芳賀 達也 教授
講演要旨(予稿より):平成20年4月に学習院大学大学院自然科学研究科に生命科学専攻が、平成21年4月に理学部に生命科学科が誕生する予定である。分子細胞生物学を共通の基盤として、生命分子から生物個体までをカバーする、生命科学の新たな教育・研究体制を作って行く計画である。新設専攻・学科の概要、予定教員の研究概要を紹介する。
講師紹介:昭和38年東京大学理学部生物化学科卒業後昭和45年東京大学大学院理学系研究科博士課程を修了(理学博士)、東京大学理学部助手、浜松医科大学医学部助教授、東京大学医学部教授を経て、現在 平成13年学習院大学理学部教授(化学科・生命分子科学研究所)。
講演2:「動物の細胞分裂について」 15:30~16:30
講師: 化学科 馬渕 一誠 教授
講演要旨(予稿より):動物細胞が分裂する際、細胞の中央部に「収縮環」と呼ばれるタンパク質の構造ができる。この収縮環の収縮によって細胞が分裂する。この構造は筋肉の成分と共通のタンパク質を含むが、筋肉と異なるのは、分裂する時にだけ形成されるという性質である。この収縮環がどのようにして作られ、収縮するかについてお話ししたい。
講師紹介:1968年東京大学理学部生物化学科卒業、1973年東京大学大学院理学系研究科生物化学修了、1973年理学博士号取得、学術振興会奨励研究員、東京大学教養学部助手、米国スタンフォード大学医学部研究員、東京大学教養学部教授などを経て、2007年4月より学習院大学理学部化学科教授、岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所教授(併任)。
懇親会: 輔仁会館にて 17:00 ~ 19:00