日時 :平成18年1月14日(土)
場所 :学習院大学理学部、南2号館200番教室
講演テーマ(1) :「電気が流れる有機物<有機分子性導体>の魅力」 15:00~16:00
講師:高橋 利宏教授
略歴:1975 東大大学院理学系研究科(DC)物理学専攻修了(理博)
1975-1981 筑波大物理学系文部技官(準研究員)
1981-1983 パリ南大学&CNRS固体物理学研究所政府給費研究員
1983-1989 学習院大学理学部物理学科助教授 1989- 同 教授 現在に至る
講師からの言葉 :専門 低温電子物性
有機分子性導体の低温電子状態をもっぱら磁気共鳴の手法を使って調べています。
現在、科研費特定領域研究「新しい環境における分子性導体の特異な機能の探索」(2003-2007)の領域代表を務めています。 物性物理学者と有機化学者の共同で推進しているこの分野の現状と私自身の関わりをご紹介したいと思います。
講演テーマ(2) :液晶の研究・開発-その日本的展開 16:05~17:05
1.液晶とは―簡単なデモンストレーションを含めて
2.液晶の誕生―19世紀末に誕生したこと、20世紀科学技術のなかでの意義
3.液晶の科学技術開発―日本の企業の活躍―その理由、実績と意味
4.液晶の不思議さ―分子論の見落としたもの―分子機械モデルの提唱
講師:鳥山 和久氏
略歴:札幌市出身
1958年 学習院大学理学部化学科 卒業
1964年 東京大学 化学系大学院 博士課程 修了理学博士(1964年 東大)
日立製作所(1964~1990) 中央研究所・電子管事業部参事
埼玉短期大学(1990~2005)情報メディア学科教授
シェフィールド大学(1989~1990)客員上級研究員
懇親会