第38回技術交流会のご報告

■日時 :平成18年10月7日(土)

■ 場所 :学習院大学理学部、南2号館200番教室

講演

講演1:「ファインマン経路積分と無限次元位相停留法」 15:00~16:00
講師:藤原 大輔 理学部長
 講演要旨:ファインマン経路積分の概念は便利ではあるが、これを数学的に厳密に捉えようとすると真に捉えにくいもので、多くの人が当初期待したような数学的に大変都合の良いことは成り立たないことが分かった。そこで、ファインマンの当初の着想にもどって、ファインマン経路積分を、時間区間を分割することにより、有限次元の積分で近似して、ついで、分割を細かくして(従って次元は無限に大きくなる)極限をとるという、原始的なことを数学的にやったらどうなるかを研究してきましたのでそれを中心にお話しようと思います。
講師略歴:東京大学大学院 理学博士、東京大学理学部助手、東京大学教養学部講師、同助教授、東京大学理学部助教授、東京工業大学理学部教授を経て、1993年4月より、本学理学部教授、理学部長。
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講演2:「セキュリティと統計解析の両立をめざした数学的方法(ソフトウエアの展開を期待して) 16:00~17:00

講師:    松井 清 氏(S49数学科卒)

講演要旨:セキュリティを維持しながら一方で分析を実行したい。ソフトウエアの展開を期待してこのことを実現するアイデアをご披露します。政府統計の開示の問題や顧客データを分析にのみ使用して個々のデータは開示できないように処理する方法などに関わる内容。

講師略歴:昭和49年学習院大学数学科卒業後、広島大学大学院博士課程、産業医科大学助教授を経て、現在東京CRO(株)統計解析部長。

 

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■懇親会: 輔仁会館「杜」にて 17:30~19:30

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