学習院大学理学部同窓会令和元年度総会・講演会・懇親会のご報告

日 時令和元年6月29日(土)
場 所 :百周年記念会館3階
 令和元年6月29日、理学部同窓会の令和元年度定時総会及び講演会(第98回技術交流会)、懇親会を開催いたしました。

総会
 会議は事務局の真船貴代子(昭53物)総合司会により進められました。
 総会は会長挨拶ののち、山崎晶三(昭47化)同窓会副会長の議長で議事が進められ、2018年度事業報告及び2019年度事業計画、2018年度決算報告及び監査報告、2019年度予算案の議案を審議致しました。
 山崎同窓会副会長より事業概要、活動組織の説明のほか、鈴木明(昭51化)、佐野義規(昭47数)、水野秀紀(昭53物)、金子七三雄(昭51物)、渡邉マリ(昭52数)、の各委員長、常任幹事より担当委員会の活動報告及び計画についての説明が行われました。また四方のぞみ(昭54化)常任幹事より決算・予算説明、小野潤彌(昭34化)監事より監査報告が行われました。総会ではこれらの議案をすべて満場一致で承認致しました。
         

講演会
 
 恒例の講演会は第98回技術交流会講演会を兼ねて開催され、川﨑元教授にご講演をいただきました。
講  師  :元学習院大学理学部数学科教授 川﨑 徹郎 氏
講演テーマ:「3重周期的極小曲面と結晶群」
 講演要旨(予稿より):空間内の曲面のうち、その各点の近傍で、面積最小になっているものを極小曲面といいます。たとえば、少し歪んだ針金の枠を張る石けん膜のようなものです。極小曲面で、前後左右上下のように、3つの方向に周期的なものを3重周期的極小曲面といいます。空間多角形に石けん膜を張って、3重周期的極小曲面を生成できることがあります。結晶群を応用してそのような空間多角形を分類しました。また、生成される3重周期的極小曲面を近似するプログラムを考えました。
 講師略歴
  1967年 東京大学理学部数学科卒業
  1976年 ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士号
  1976年 大阪大学理学部助手
  1979年 学習院大学理学部数学科専任講師
  1982年   同  助教授
  2003年   同  教授
  2019年   同  停年退職

    

懇親会

 引き続き、会場を 目白倶楽部「松本楼」に移し、懇親会が行なわれました。 懇親会には 、内藤院長、平野常務理事、井上学習院大学長、荒川理学部長、各学校学部同窓会長 など多くの来賓のご出席を頂き、ご挨拶ご祝辞を頂戴致し、楽しい歓談のひと時を過ごしました。