Archive for category 未分類

光徳小屋だより・H27(2015)/02

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01斜面
148cmの積雪!
02華厳の滝
冬景色の華厳滝
03華厳の滝
コバルト色の氷塊
04竜頭の滝
竜頭の滝からは「竜の声」が・・・
05湯滝
結構な迫力の湯滝
06中禅寺湖
穏やかな藍色の中禅寺湖
07太朗山
「ハートの薙ぎ」の太郎山
08国道
ホワイトアウト寸前の戦場ヶ原

「シカを見ないね。」「小屋近くでも足跡はさっぱりです。」

 
そして猟友会の方との会話はお天気にまでおよび、「とにかく日差しが少なく、毎日のように風だったね。4,5年前とは大違い。その昔の気候に戻っているみたいだ。。。」

 

 
そうなんです。本棟に積もった雪の一部はまだ一度も落雪していません。
かといって屋根との間の氷が厚くなるでもなく、つららさえ少ない今年は、暖かい日差しが本当に少ないのです。

 
キ~~~ンと寒い夜空に満天の星空を見る機会も激減です。

 

**********************************************

2日間30㎝づつ降り続いた雪は148㎝の積雪量を示し、この雪に斜面の奥のウラジロモミは’Xmasツリーと言うより高山の樹氷のようで、「重たいなあ」と日差しや風で雪が落とされるのをじっと我慢しているようでした。

 

 

いろは坂の上は、半月山の道路も、金精道路も封鎖され、さらに狭く感じる雪の奥日光。
風景の色合いは何処を見ても同じようで、それでは久しぶりに滝でも撮りに行ってみましょうと。
まずは華厳の滝。日本三名瀑に数えられる滝です。

 

滝の途中、水流を囲むようにできた雪と氷の氷塊は、美しいコバルト色を見せています。

 

 

竜頭の滝の両脇の水流の音が響き、これって竜の声???

 

 

結構な迫力の湯滝は、滝上付近にかわいい谷内坊主が数個ポコポコと顔をだして。。。
急流で押し流されないでね。

 

 

穏やかな中禅寺湖。湖の藍色はかすかにグラデーションを作り、山々の影に吸い込まれます。
うっすらと白いベールを身に着けた山々も存在感がありますね。

 

 

戦場ヶ原農場の奥に太朗山。雪の薙ぎがどうしてもハート形に見えてしまいます。

 

 

戦場ヶ原国道で突然の地吹雪。ホワイトアウト直前!前の車が分りますか?

 

 

さて、人が通れるように除雪をしている小道。
地吹雪でできた雪庇の上を、さらに小さな地吹雪が通り過ぎて行きます。

 

 

昨シーズンから大雪に見舞われている日光光徳小屋、今シーズンも大雪です。
雪をどこへ捨てようかと四苦八苦。除雪機も悲鳴を上げています。

*************************************************

「冬の奧日光の雪景色」の動画もご覧ください。(コピー&ペースト)

https://www.youtube.com/watch?v=0P1QUmdYIeM

それでも季節は移ろうようで、ほんの少しづつ暖かくなってきています。

 

「春よこい!!」

 

09雪庇
人道通路に雪が重なる
10除雪
通路の除雪作業。除雪機も悲鳴!

光徳小屋だより・H26/10

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01ツタウルシ
 今年は9月に早めの紅葉。。ツタウルシ
02光徳園地
 光徳園地も黄葉真っ盛り
03男体山も
 男体山もうっすらと紅葉に
05竜頭滝上から赤沼
 赤沼近くの国道は紅葉の終わり
06湿原
 小屋前の湿原の紅葉
07湯ノ湖兎島
 兎島(湯の湖)の紅葉
08アナグマ
 アナグマ君、見参

10月。。。奥日光の紅葉が始まり終わる月です。
ところが今年、紅葉は10日~20日早く始まり、光徳~湯元は9月下旬には見頃となりました。
それにしても自然の彩りはどうしてこんなに人の心を満たすのでしょうか?
緑色~黄色や紅色~茶色へと移りゆく色彩に心動かされ、木々の合間に差し込む黄金色の木洩れ日に心あふれます。
道路の大渋滞をお構いもせず押し寄せる観光客の思いを乗せて紅葉は過ぎ去って行きました。

 

***********************************************************

9月下旬、緑の中に真っ先にツタウルシが色付き始めました。
日当たりのよいところでは、黄色、オレンジ、赤の見事なグラデーションを見せてくれます。

 

光徳の園地も9月末だというのに黄葉真っ盛り。

ミズナラの森の光徳地域は、黄葉の中にぽつん、ぽつんと紅色が見えます。

 

男体山手前の山もパッチワークのように色の変化が始まりました。

うっすらの男体山も、紅葉の様子をうかがわせています。

 

10月。う~~ん。きれいだなあ♪

色とりどりとはこの事? 空の青と、白い雲を背景にちぎり絵の様な1枚。

 

10月3日の竜頭滝上~赤沼の国道は、すでに茶色の色彩で、紅葉の終わりを告げていました。

このころの色合いもとっても美しいです♪

 

日光光徳小屋の前の湿原の色合いも素晴らしく、大好きな1枚となりました。

デスクトップ画面を変更。。。変更。。。

 

曇りの日の湯ノ湖。兎島は緑の中に黄色や紅色が。。。

定番の八丁出島の紅葉にも似て。。。

 

またまた、出没のアナグマくん。

ガスボンベ室をねぐらに決めたようで、ある日はコーナーに丸まってすやすやと。。。
害は及ぼさないようなのでしばらく様子見と。。。
春先の雪解けの地面の穴はモグラにしてはちょと違うあと思っていたのですが、ふっと、ミミズ大好きアナグマくんの食事跡?と気づき、これが大正解と納得。来春は確認♪

 

「ちょっと写真を。。。」と外に出て後ろを振り向くと、「うわっ!虹!!」

うっすらとした雲が過り、消えそうになったり、また姿を現したり。。。。日光光徳小屋を包んで。。。

 

その足で戦場ヶ原国道を過ぎると、数台の車が路上駐車。ここでまた、虹の風景。  

今回は、枚数が多くなりましたが、虹を最後と致します。

 

自然の風景は生が一番です。
日光光徳小屋は宝だなあと感じています。皆様のお越しをお待ちしています。

 

09小屋に虹
 光徳小屋に虹かかる
10戦場ヶ原
 雄大な虹が男体山?に・・・・

蔵の街・栃木市を散策(H26/06/22)

(写真が不揃いになる場合はブラウザの縮尺を75%程にしてください)

平成26年6月22日(日)、地元佐山氏のお骨折りで、栃木市を散策する機会を得ました。

2144巴波川散策

巴波川のほとりを歩く

2145巴波川散策

お休み処発見
2150昼食風景
日本庭園を見ながらの昼食
2147蔵の街
 蔵の街美術館
2154庭園と洋館
横山家洋館と庭園

午前10時、栃木市役所前に集合。

市役所ロビーには、歌麿の肉筆画大作「雪」「月」「花」が展示中(写真参照)。

いずれも「高精細複製画」で、米国の所蔵美術館の許可を得て作られたものです。今回の栃木市散策のメインテーマとなりました。

明治十年代まで、三幅とも栃木にありましたが、「深川の雪」は現在、箱根の岡田美術館に所蔵され、他は残念ながら国外に流出しています。

 

続いて小雨の残るなかを、巴波川(うずまがわ)のほとりを中心に、蔵の街を散策しました。

歴史に詳しい佐山氏の説明付きなので、得難い、実のある散策となりました。

 

「とちぎ山車会館」には山車3台が常時展示され、デジタル技術を駆使した演出がなされています。その他諸々の見学ですが、すべてを網羅できません。

次の散策路案内をご参照ください

http://sanpo02.lolipop.jp/sanpo/2012/kanto/sanpo0542.html

 

昔、物資の輸送は河川と川舟が活用され、栃木市はその集積拠点でありました。そのため豪商が栄え、巴波川沿いに各種の倉庫・蔵が建ち並ぶことになりました。

また、文人が多く往来して逗留したため、美術品などが制作され、残されました。

 

投稿が遅れましたが、お世話になった佐山さん御夫妻に感謝申しあげます。

 

2158会長夫人と
お茶は日本間でゆったりと
2156手入れの良い庭園  
横山家庭園  
_2161k集合写真
  集合写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG深川の雪 IMG品川の月_0001

深川の雪

品川の月  

IMG吉原の花50

喜多川歌麿 肉筆画雪月花 
吉原の花

光徳小屋だより・H25/07

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

01湯滝上
夏色の湯滝上からの景観
02キジバト
キジバトの日光浴(虫退治)
03バイケイソウ
バイケイソウの開花
04ハンモック
クスミサラグモ?のハンモック群
05ホザキシモツケ
ホザキシモツケの群落。絶滅危惧種。
06ハルニレ
緑の衣を付けたハルニレは何本?

暑かったり寒かったりと聞こえてくる変なお天気の下界(失礼ではございますが。。。)に比べ、ほとんど猛暑のない天上の奥日光。
30℃超えは3日。しかも31℃に及ぶことなく、申し訳ない思いで日々を過ごしております。
今年の小屋利用はなぜか初めての方や学生がぽつぽつと増えて、少し新鮮な気分です。
もちろんリピーターの皆様、大勢様のお越しを楽しみにお待ち致しております♪

***********************************************************

夏色の湯滝上からの風景。

緑に覆われて戦場ヶ原がすっかり隠れてしまいました。

 

何やらキジバト2羽。

羽を広げて。。。「う~~ん。子供でもいるのかなあ??」と思ったら、
羽を乾かしながら虫退治ですって。

 

小屋西側の湿原では、8年目にして2回目のバイケイソウの開花。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%

B1%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%82%A6
数年間花を付けず、養分をためて一気に咲くそうですが、オオウバユリもそのような。
なぜかピンボケの写真にて。。。

 

咲き誇るピンクのホザキシモツケに負けじとクモの巣ハンモック!!
こんなに密集していてクモの巣好きの私は♪。。♪。。♪
「クスミサラグモかな」とお客様情報。。。

 

日本に3か所と言われるホザキシモツケの群落。  
こんなにあるのに絶滅危惧種???なんですって。

 

さて、すっかり緑の衣を付けたハルニレ。。。さて、何本でしょう?
ぜ~~~んぶ根元は一緒です。

巨木以外の何者でもない人気者の日光光徳小屋のハルタロウ君でした。

斜面からのハルタロウ君、小屋をも覆い隠します。

 

さて、所変わって霧降キスゲ平。

 

スキー場が園地として整備され、4月から開放されました。

 

緑の斜面にポコポコ見えるのは、一直線に頂上に登る1445段の階段。

 

階段を横切りながらなだらかなハイキングコースができています。
遠く遠景の山々はまるで男体山の山頂からの様な眺望です。

http://www.city.nikko.lg.jp/kouryuu/kankou/nikko/taiken/kirifuri.html

 

是非1度足を運んでみてください。

 

07ハルニレ 08キスゲ平
吾輩は巨木ハルタロウである 霧降キスゲ平。眺望満点。

英国ウェールズからのお便り

大田原市佐久山出身の島崎 晃(S41哲卒)さんからの投稿です。

島崎さん写真

島崎さんは、現在、英国の国籍を取得してイングランド南西のウェールズ地方・カーディガン町に住んでいます。

仕事は日本語の教師ですが、町会議員を務める異色の人でもあります。

その活躍ぶりが新聞・雑誌などに紹介されており、本人からPDFファイルが届きましたのでご覧ください。

島崎さんのウェールズでのご活躍を栃木県から声援したい、と思います(編集者)。

(一部直接HPにリンク)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

1PDF1朝日新聞2012/06/18https://gakushuin-ouyukai-branch.jp/tochigi/wp-content/uploads/19069880309f5132ec66ac165c78dd0c.pdf

2PDF2 ウェールズ日本人会HP http://www.walesjapan.com/columns/hakken/hakken1.html

3PDF3雑誌https://gakushuin-ouyukai-branch.jp/tochigi/wp-content/uploads/0d73e294483f2e903615abdd16f476a6.pdf

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

なお、同様の紹介HPが多数あります。

http://www.news-digest.co.uk/news/columns/bridging-people/9614-2012-10-04.html

http://www.news-digest.co.uk/news/columns/bridging-people/9636-2012-10-18.html

光徳小屋だより・H24/10

★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★

光徳小屋は霜の季節
黄色い 紅葉の小道
 戦場ヶ原から男体山を望む
 小田代ヶ原のアザミはお休み
 ミズナラの紅葉(国道沿い)
 戦場ヶ原の霜
いろは坂からの景観
カンボクの実を試食・・・・

日の出とともにぽたぽたと雨のような音をたてて、屋根に降った霜が朝日にとけて落ちます。

 

ハリギリ、イタヤカエデ、ミズナラ・・・と黄色く色づく木々たちで小屋周辺は黄色く衣替え。

 

ミズナラの小道は一面黄色に包まれて、さしこむ木漏れ陽は、こがね色。

 

空気までもがこがね色に感じられる空間です。

 

「う~~~ん。しあわせ・・・♪」

奥日光の遅れていた紅葉は今は盛りとばかり、走り始めています。

 

さて、枯れ木にまとわりついた素晴らしいツタウルシが倒れ、メインの紅葉木を失った光徳小屋は、常緑樹のウラジロモミや紅葉が遅いハルニレが多く、この位置からは紅葉はまだ?と思ってしまう風景ですね。

 

写真撮影の腕が無く、どうしてもこがね色の空気が撮れませんが、黄色に埋もれた小道の紅葉は最高です。

 

国道から戦場ヶ原~男体山への紅葉です。

曇っていてちょっと寂しい写りでしょうか。

(パノラマ写真・・戦場ヶ原・小田代ヶ原・男体山頂からの景観・多数 http://fukei-shashin.jp/panototisen03.html

 

草紅葉の始まった初旬の小田代原です。

昨年、湖となった小田代原でしたが、すでに水は引いています。

水に埋もれたため今年はアザミがほとんど咲かなかったと聞きました。

種が生き残って、来年咲いてくれるといいなと願います。

 

竜頭の滝から光徳へ向かう国道沿いのミズナラの紅葉。

緑→柔らかな緑→黄緑→黄色→茶色へと見事に変化を見せてくれます。

今、すでに茶色の枯葉色。雨上がりの枯葉色と幹や枝の黒いシルエットが大好きです。

 

初旬、早朝の戦場ヶ原は一面の霜。

朝日とともに、あっという間に消え去りました。

 

これも初旬の、いろは坂上からの風景。

グレーをべた塗りしたようなどんよりとした雲の下に明るい風景が。

なんだかおもしろい構成でちょっとお気に入り。

 

たわわに実ったカンボクの実。つい鳥になってみましたが、まずいのなんのって。。。

(カンボク・・http://www22.ocn.ne.jp/~tamukai/kanboku.html

 

湯の湖畔の樹に取りついたキノコ兄弟。何とかわいいこと♪

 

レースのようなオオカメノキ。別名をムシカリ。

葉がよく虫に食害されるので「虫食われ」と呼ばれていたものが詰まって

「虫狩(むしかり)」と呼ばれるようになったそうです。きれいですね。

(大亀木・・http://15.pro.tok2.com/~satoubin/ookamenoki.htm

写真が多くなってしまった今回。

(編集者から・・・「日光の紅葉」「紅葉のなかのドライブ」は次のURLをコピー・ペーストしてご覧下さい)

☆http://www.youtube.com/watch?v=8fJFJBozl8k&feature=related

☆http://www.youtube.com/watch?v=L8Y6pjnsLps&feature=related

かわいいキノコの兄弟  オオカメノキは「虫食われ」