日 時:平成29年6月24日(土)
場 所 :中央教育研究棟12階 国際会議室
平成29年6月24日、理学部同窓会の平成29年度定時総会及び講演会(第90回技術交流会)、懇親会が開催されました。
総会
会議は渡邉マリ(昭52数)事務局長の総合司会により、理学部同窓会幹事会、定時総会の順で進められました。
幹事会は鈴木征(昭43化)氏を議長に選出し、常任幹事の選出、総会提出議案及び決算・予算の審議を行い、これらを承認致しました。
総会は服部充雄(昭42化)同窓会長の議長で議事が進められ、会長挨拶ののち、会長及び監事の承認、2016年度事業報告及び2017年度事業計画、2016年度決算報告及び監査報告、2017年度予算案、その他、の議案を審議致しました。
1号議案で同窓会長に服部充雄(昭42化)氏の再任、監事に小野潤彌(昭34化)氏、河俣強(昭46数)氏の再任を承認したのち、久邇同窓会長より事業概要、活動組織の説明のほか、渡邉マリ(昭52数)、佐野義規(昭47数)、矢川暢芳(昭36物)、金子七三雄(昭51物)、鈴木征(昭43化)、渡邉マリ(昭52数)、真船貴代子(昭53物)の各委員長、常任幹事より担当委員会の活動報告及び計画についての説明が行われました。また四方のぞみ(昭54化)常任幹事より決算・予算説明、小野潤彌(昭34化)監事より監査報告が行われました。総会ではこれらの議案をすべて満場一致で承認致しました。
講演会
恒例の講演会は第90回技術交流会講演会を兼ねて開催され、水谷名誉教授にご講演をいただきました。
■講 師 :学習院大学名誉教授 水谷 明 氏
■講演テーマ:「応用数理の話題から」
講演要旨(予稿より):計算機による計算結果は信頼できるのか? ときに意図しない結果が生じるが、その原因としては丸め誤差や離散化誤差が考えられる。前者は算術式や連立1次方程式の計算での「桁落ち」で、後者は微分方程式の近似解を求めるときに現れる。
20数年前、中尾充宏氏は「偏微分方程式の解の精度保証」を提唱された。その内容は、得られた近似解を中心としたある範囲内に厳密解があることを保証するものである。証明のキーワードは、Newton法・縮小写像・不動点定理。 私はこの分野の専門家ではないが、最近興味を持ち勉強中ということでお話しをさせていただく。
講師略歴:
1970年3月 東京大学理学部数学科卒業
1972年3月 東京大学理学系大学院修士課程修了
1973年1月 同 博士課程中退
1973年2月 東京大学理学部数学科助手
1978年4月 学習院大学理学部専任講師
1981年4月 同 助教授
1995年4月 同 教授
2017年3月 同 停年退職、学習院大学名誉教授
学位:1983年 理学博士(東京大学)
受賞:2006年 日本応用数理学会論文賞(JJIAM部門)
懇親会
引き続き、会場をホテル メッツ内 「フィオレンティーナ」に移し、懇親会が行なわれました。 懇親会には 、内藤院長、岩浅院常務理事、井上大学長、理学部各教授、東園桜友会長、各学校学部同窓会長 など多くの来賓のご出席を頂き、ご挨拶ご祝辞を頂戴致し、楽しい歓談のひと時を過ごしました。