■ 開催日時:2013年3月9日(土)14:45~17:15
■ 開催場所:南7号館101教室
■ 講 演:
講演1:「核磁気共鳴法(NMR)による電子物性研究:分子性物質を例に」 14:45~15:55(質疑応答10分を含む)
講 師:理学部物理学科 開 康一 助授
講演要旨(予稿より):核磁気共鳴(Nuclear Magnetic Resonance:NMR)とは物質中の目的の原子核位置での局所磁場を高い精度で測定できる実験手法である。このことからNMRの技術は有機化学における分析機器や医療における画像診新装置(Magnetic Resonance Imaging: MRI)に応用され、それぞれの分野で無くてはならない装置として広く普及している。
本講演ではNMRの原理を概説し、NMRを電子物性研究に用いる方法とその研究例を紹介する。
講師紹介:1968年富山生まれ
1992年 学習院大学理学部物理学科卒
1994年 学習院大学大学院博士前期課程修了
1996年~ 日本学術振興会特別研究員
1997年 総合研究大学院大学博士後期課程修了
1998年~ 学習院大学理学部助教、現在に至る。
講演2:「血液分析機器の開発」 16:05~17:15(質疑応答10分を含む)
講師:株式会社日立ハイテクノロジーズ 服部 充雄 氏(昭42化学卒)
講演要旨(予稿より):長年自動血液分析装置の開発と応用に携わってきた。同装置は診察時に患者の状態を把握したり、成人病の指針とされる血糖・コレステロール・中性脂肪などの値を測定する重要な装置である。装置の概略と開発過程で生まれた基本技術、及び開発に関する私見を紹介する。
講師紹介:1943年東京生まれ
1967年 学習院大学理学部化学科卒業
1975年 大学院化学専攻博士前期課程修了、理学博士号を収得
1973~1985年 学習院大学理学部助手(化学科後藤研究室)、エコトキシコロジー(環境化学)の研究に従事
1986年~2004年 日立サイエンスシステムズ 主幹技師、医用機器の開発に従事
2004年~ 目立ハイテクノロジーズ 技術顧問、コンサルタント業務、現在に至る。
■懇 親 会:17:30~19:30
場 所:ホテルメッツ目白1F レストラン「フィオレンティーナ」(目白駅横 )
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次回第73回技術交流会は、6月29(土)、理学部同窓会定時総会の記念講演会として開催いたします。本年3月で停年退職される理学部数学科飯高茂教授に「九九の伝える中国の恩」の演題でご講演頂きます。
多数のみなさまのご参加をお待ちいたしております。
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