★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ~白い世界から~★★★

01小屋 (2) (1)  
小屋の額縁は青い空と白い雲  
02斜面  
今年はシカの足跡が見られない  
03国道  
除雪が間に合わない国道  
04彩雲  
雲の流れと一緒に虹色が  
05空色  
空なのに「水色」  
06雲  
ぽっかり雲はジュゴンのよう  
07樹木  
樹木の枝は、月に語りかける  
08光  
わずかな陽光に輝く湖面  
   

白い世界の中で「アンドレ ギャニオン」を聴きながらの雪かきもいいものだなあと悦に入ったのもつかの間、吹きすさぶ風は窓ガラスを叩き、小屋を軋ませます。

横殴りの地吹雪は地面と平行に流れ、小道の壁は吹き溜まり、雪庇が覆いかぶさります。
風に飛ばされるパウダースノーは、積雪量をさほど更新せず、零下続きの毎日に、すべてがひっそりと身を縮めているようです。

と、辛い毎日ばかりではありません。

小雪舞う中、日差しを受けキラキラとダイヤモンドダストでしょうか。

屋根から伸びるつららは、朝日の中、七色に光ります。

あちらこちらで出会う美しい自然に心あふれるたくさんの瞬間♪

それにしても、寒い、風の強い今シーズンとなりました。

******************************************************

さて、明るい日差しの中、

青い空と白い色を額縁に小屋はしっかりと存在しています。

斜面の ウラジロモミのツリー群も美しい様を見せて。
今年は、斜面にシカの足跡がほとんど見られません。

すでに積雪量85㎝を記録した光徳小屋ですが、100㎝ほどの積雪量が数週間キープできればとりあえず奥日光のシカ問題、少しは解決するのかなあ。

降雪時、速攻で除雪が行われる奥日光も除雪が間に合わず、こんな国道状況の時もあります。
お天気には十分気を付けてお出かけください。

 

湯元をスノーシューで歩いた折り、雲の流れの中に現れた彩雲と思しき色彩。

やっと写真に写ったのですが、速い雲の流れと一緒に虹色が流れて行きました。
雲が流れるごとに現れては流れて行き、また現れること十数分。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%A9%E9%9B%B2

サングラス越しに観ると色彩が鮮やかに見え、素晴らしい瞬間でした。

雲の中の氷晶により見られる環水平アークと呼ばれる現象だったのかも知れません。

空の色も様々に変わり、こんな水色の空も。。。

あまりに美しく、車を止めて見とれます。

 

遠い山並みの向こうにもくもくと水平の雲。

その上に帯になってうっすらと絹のベールのような雲。

その雲をバックにジュゴンの様なぽっかり雲が流れます。

何度見ても感激の色彩。なんて美しいのでしょう♪
樹木の枝が月に何かを語っているようです。

(拡大すると確認できます)

どんよりと曇った日、雲の合間からのわずかな陽光は、

木々の間に見える今にも凍りそうな寒々とした湖面を輝かせていました。

中禅寺湖の湖岸ではこんな風に氷が張り付いて。。。
さて、大氷柱から雲龍本瀑を望む(ツバメ岩)・・・いただき写真です。

今年も日光署と市山岳遭難防止対策協議会が厳冬期の山岳遭難事故に備えての山岳救助訓練を行いました。

アイゼンも着装せずに来る人もいて、渡渉時、スリップで転倒、川に落ちる人も出たそうです。

冬の雲龍渓谷は、甘くはありません。雪と氷で簡単に歩くことはできません。

「渓谷にはヘルメットやアイゼンなど安全な装備をして入山してほしい」と山岳関係者からのお話しです。

(毎度のことながら行間調整に難儀しています・・・編集者)

09湖岸
湖岸に出現・氷の造形
10雲龍本瀑大氷柱から雲竜本瀧を望む