★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★
 木々が面白い影を作る。
 
 空に架かる雲の橋
 
 強風の後・・
 
遅れ馳せの春が来ました
 
 さえずるミソサザイ(提供者に感謝)


3月からの降雪は、屋根からの落雪が雪囲いの1/3ほどまで高くなり、小屋は4月中旬まで雪の中。
しかし中旬以降、斜面はどんどんとササが緑の面積を広げ、雨も重なり、今では小屋周りの雪はほとんど姿を消しています。
お天気はうららかな春にはほど遠くて
霧深く、雨の続く奥日光は寒いどんよりとした日がほとんどです。
それでも中旬からは、最低気温が零下となることはなくなりました。

奥日光から市内へ向うほどに、樹の枝先は赤く色づいて芽吹きが感じられます。
そしていろは坂下のいつものダンコウバイはそろそろ終わり。。。
遅い芽吹きのハルニレやミズナラ。。。
日光光徳小屋が緑に包まれるのはまだまだ先のようです。

初旬、うっすらと春の陽ざしの中、ほとんど解けた小道の脇には木々が面白い影を作りました。
ウラジロモミの斜面では、うっすらと布のような雲が橋を作り、いったい何処と何処を繋いでいるのでしょうか?

林の中では、新しい木々が姿を現して。。。と言いたいところでしたが、強風に折られた枝の残骸は小さな林のようで。。。

日光光徳小屋は遅ればせの春の中。
でべそ山のダケカンバの枝が今年も素敵な絵を作っています。

6年前の着任時、「いらっしゃ~~い♪」と囀って迎えてくれたキセキレイは毎年、毎年、小屋の周りで囀り、合せて囀るミソサザイと囀り合戦!!
落ち着いてくれないミソサザイは、なかなか写真が撮れず、いただき写真を添付しました。

いろは坂下で毎年擁壁の上に咲くダンコウバイ。
黄色の花に気を取られ、ずっと気づかなかったのですが、道路反対側はなんとフサザクラの林でした。
気を付けているといろは坂にも何本かのフサザクラ。
今年春の発見第1号。。。
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(霧降ハウスの鍋谷です。野鳥に関しての報告です。)これまで3年続けて四十雀を霧降の庭の巣箱で巣立ちさせました。この度、痛んだ巣箱をラワン材のものに更新。かなり持つかな?と期待しています。
 ヒガラ、コガラ、オナガ、ビタキ類、メジロ、アオイ、ウグイス、ヒヨドリなどなど野鳥の楽園で孫(7ヶ月)も喜んで鳴き声や姿を目で追いかけてくれることでしょう。

 
 さえずり合戦中のセキレイ
 
毎年、擁壁の上に咲くダンコウバイ