静岡桜友会 令和6年度総会・懇親会 開催報告
11月10日(日)三島市民文化会館ゆうゆうホールに、学習院からは城谷俊一郎常務理事を、桜友会からは塚原穣副会長を、また、各地の桜友会からは安堂洋子小田原桜友会会長、横山 寛新潟桜友会会長のほか、千葉、東海の各桜友会からもお客様をお迎えして、静岡桜友会総会を開催しました。ゆうゆうホールは、新幹線三島駅前の水と緑あふれる広大な地域の一角に建てられた三島市の施設です。
総会では、事業・会計報告のほか会則の全部改正、個人情報保護規程の制定、役員の再任・新任が議決され、その後、来賓のお二人から学習院と桜友会についての最新情報や、嬉しいことに当地にまつわる心温まるお話までいただきました。
お待ちかねの食事会では、三島のうなぎをご堪能いただき、本会会員である緒明春雄さん(S46経)の特別のお計らいにより、普段は非公開の桜御殿を始め、梅御殿、楽寿館を見学させていただいて散会となりました。
楽寿園は、明治年間に小松宮彰仁親王が別邸として造営された庭園です。その後の変遷を経た後、一帯の土地を取得したのは、緒明さんのご先祖です。取得の目的は、財政力なき三島市に代わり、広大な自然と楽寿館・桜御殿を初めとする多くの文化財を、破壊と散逸から守るためであったのに外なりません。楽寿園が今あるのは、この時の緒明家の英断のおかげであり、現在に至るも緒明家が、多くの市民から尊敬され慕われている所以でもあるのです。
それにつけても、見学会の際、参加者の皆さんが文化財・建築物や絵画・調度品に対して寄せてくれた熱い視線は特筆もので、さすが学習院、さすが桜友会と誇らしく思わせていただきました。
貴重な文化財・桜御殿を特別に見学させていただいた上に、自らご説明までしていただいた緒明春雄会員と格別な便宜をお図りいただいた三島市当局、楽寿園の関係者の皆さんに改めて感謝申し上げます。
また、超多忙の中、当日急遽駆けつけていただいた勝俣孝明代議士(H12経)にも感謝申し上げます。
(代表 高橋久義)