林家はな平 落語独演会のご報告

日 時  平成25年12月23日(月・祝) 18時~20時

場 所  戸野廣浩司記念劇場(台東区谷中3-19-5 結城ビルB1F)

演 題  大工調べ、芝浜

 

はな平は、平19年経済卒で平23年に二つ目になった林家正蔵門下の落語家です。

会場は下町の定員100人の芝居小屋。北桜友会から福田恵美子さん(昭31物)

と当方(昭48政)が参加。他に中央桜会渡邊琢仁さんや、本学の落語研究会

関係者約10名が参加しました。

 

「芝浜」は年末の定番です。酒に溺れた棒手振りの魚屋が芝浜(現在の港区

高輪あたりの海岸)で大金を拾う。家計は火の車。亭主が酒を断って仕事に戻って

もらいたい一心で、大酒を飲んで寝てしまった亭主に女房は「あれは夢」と嘘を言う。

夢と誤信した亭主は仕事に専念して、3年後に店を持つ。その大晦日、女房は3年前

に嘘を言ったのは亭主が仕事に戻ってもらうためと詫びる。拾った大金は家主を介して

奉行所に届け、落とし主が現れなかったため下げ渡されている。事情を知った亭主

に「さあ、今晩は好きな酒を飲んでおくれ。」と。茶碗に注がれた酒を口元まで運

んで、亭主は「よそう。また夢になる。」なんとも江戸の女性が光る一席でした。

 

当方は冬期講習中で、体が痛いのを押して会場に行きました。カバンの中はテキスト

であります。カメラは忘れました。全然気づきませんでした。はな平と学習院の皆様

の揃った一枚を掲載出来ませんことをお詫び申し上げます。

 

平成25年12月25日

 

東京北桜友会 鑑賞部会 石 渡 恵 樹

 

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