会長挨拶

学習院京滋桜友会の新会長として御挨拶申し上げます。

私は俗に言う団塊の世代でして、一般的には社会の第一線からそろそろ隠退の時、そして後期高齢者になりますが、人生100年の時代では、まだまだ鼻垂れ小僧の様です。

さて京滋桜友会は平成22年(2010年)に発足、来年には設立15周年の節目の年を迎えます。その為の色々な企画を考える上で、京都は学習院発祥の地であること、皇室関係にも寔に御縁の深い所であることを思わねばなりません。

初代会長の有村様、二代目会長の東伏見様もその点をよく考えておられました。その上本年より文化庁の京都移転が予定通り進められ活動し始めました。京都は古より都として栄え文化中心都市です。また滋賀県は琵琶湖と云う稀にみる湖を湛えております。文化と自然が旨く融合しているのが、この京滋と思っています。恵まれた場所に我々は居るのです。

初代の有村会長は、京滋桜友会の発足と云う最初大車輪を回す大きなエネルギーを出して頂きました。次の東伏見会長は面白く我々の滅多に行けない古刹へ御案内して頂きました。その上ここ2年程はコロナ禍の為に会合も開けず大変御苦労をお掛け致しました。

私は幸いにも平時にスタートが切れ、ほぼ従来の形に戻す事が出来ますので、どの世代の会員の方々にも参加をお願いしたいです。

また、私は桜友会の魅力をより多くの方々に知っていただくための取り組みも重要視しています。学習院大学の伝統と価値を広めると共に、若い世代の皆さんにとって魅力的そして面白い会となる様努力して参ります。

各地の桜友会が活発に活動し、卒業生の助けとなる様であれば学習院のブランド力のアップにも必ず繋がると思います。

最後に、皆様の御協力と積極参加を宜しくお願い申し上げます。

京滋桜友会 会長 長谷幹雄